岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

四苦八苦の由来

2019-06-21 14:29:44 | 感動した書籍
丹羽宇一郎氏の「人間の本性」は、前作の「仕事と心の流儀」に勝る作品と思います。

『人間として「幸せ」の構造』の章の中、どんなに優れた人でも苦労や困難が伴うの解説で、四苦八苦について詳しく説明しています。

『最初から最後まで順風満帆な人生など、ありえないと思っています。生きることは基本的には困難や苦労がつきものです。そこから免れることは、どれほど優れた人であろうと不可能だからです。

仏教には、生老病死という大きな苦労を四苦と言います。生老病死とは、生きること、老いること、病気になること、死ぬことは、苦しいとしています。

愛別離苦(愛する人やものとの別れ)

怨憎会苦(会いたくない人やものに合う)

求不得苦(欲しいものが手に入らない)

五隠盛苦(肉体があるゆえの苦しいみ)

この4つの苦しみを加えて四苦八苦が、生きることにまつわる苦しみと説いた真理があります。』

すごくもっともな内容です。異論あるはずもありません。

丹羽宇一郎氏のように優れた人には、古典に関する造詣が深く、その内容が体験に裏付けられた真理だという確信を持っています。説得力があります。


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稲盛和夫氏の「燃える闘魂」

2019-06-18 15:41:22 | 感動した書籍
週刊ダイヤモンド誌2019年6月8日号に掲載されている稲盛和夫氏の「経営を語る」が最終回となりました。圧巻の内容で、企業経営に闘争心を持つ必要を述べています。

・闘争心というのは。経営をする上で才覚、リーダーシップと並んで欠くことのできない成功の条件です。

・目標に向かって、何が何でもという気迫でなりふり構わず突き進んでいくガッツ、闘争心です。執念深い闘争心、勝敗に執念を燃やしていくガッツです。仕事をする上で、このガッツ、闘争心を、もっと持ってほしい。

・この闘争心は本能心ですから、野放図に出ていってはいけません。闘争心をコントロールすることが。一方では必要になります。それをするのが「魂」です。人間性を高めることです。

・経営というものは、「意思」なのです。こうありたい、私はこうするのだと決めたことを貫く強い意志が要るのです。

・経営環境は絶えず変化していきます。その中でも、われわれは強い意志によって臨機応変に自分が立てた目標をやり遂げていかなければなりません。

・自分だけでなく、その意思を集団にまで浸透させてみんなを引っ張て行く闘志、あるいは強い意志がなければならないのです。

・勝ったことのない、勝つ要領を知らない集団というものは全然ダメなのです。

・近年日本経済が伸び悩み、国民の間に停滞感、閉塞感が漂っています。経済環境も変動し混沌とした状況の中であるからこそ、状況に流されず、環境に負けないだけの「ナニクソ」という精神、つまり「闘争心」が必要だと思います。

・強い意志と闘争心を持って努力を重ね、創意工夫を働かせば、業界の常識を破り、高収益は実現できるのです。

80歳を過ぎた稲盛和夫しは、若い経営者に「燃える闘魂」を持って経営にあたれと叱咤激励しています。

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上司と部下の間の多様なコミュニケーション手段

2019-06-09 14:56:05 | 感動した書籍
2019年6月10日号の日経ビジネス誌に掲載されていた「上司と部下の間の多様なコミュニケーション手段」の分類で、上司の会話の内容を指示的(他律的)から非指示的(自立)に分類しています。

最大級の指示的な内容である「罰する」、「強制する」などを特定の方に連続して話すと、「パワハラ上司」と思われることになります。一番ソフトな会話は「受容する」で、次は「褒める」だと、「優しい上司」となるのでしょう。

非指示的な内容から指示的な内容へ順番に並べると。次のようになります。

受容する > 褒める > 支持する > 質問する > 議論する > 説明する > 提案する > 助言する > 指導する > 説得する > 指示する > 叱る > 否定する > 命令する > 強制する > 罰する

私には、非常に面白い分類です。

現在、「通常の指導」さえ、パワハラ行為となりかねないこともあります。相手の受け方次第ですので、困ったものです。

組織を秩序だったものにするには、指導は不可欠と思います。情熱をもって、教えるという気持ちで接することも必要ですし、部下へ質問していくなど、柔軟な対応をしていくことも不可欠です。

叱る、否定する、命令する、強制する、罰するなどは、控えないといけません。そのためには根気良く説明し、上司の考えと部下の考えが一致する必要があります。

一方で、短期間に部下が上司の考えを理解し、自律的に動くことは稀でしょう。

上司と部下の関係以外にも、指導者と学生、政治家と国民、親と子、医師と患者などの関係にも多様なコミュニケーション手段がありそうです。どのタイミングで、どのような対応をするか、思慮分別が問われます。

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