岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

池上彰氏の新成人に贈る言葉より

2017-01-09 14:55:08 | 日々のこと
私の敬愛している池上彰氏は、テレビ・新聞・本で情報を発信し続けています。非常にタフで、発信源が異常に豊かな方です。成人式に向けて、日経新聞で新成人に贈る名文を書いています。

ー内面では苦悩と恐れと葛藤を抱え、どうしていいか不安に苛まれている。青春とは、そんなものです。

社会に出て、人間関係に揉まれ、仕事上で難題を切り抜けていくうち、人は理想を失い、感性を摩滅させ、恐れを知らなくなっていきます。それが年を取るということでしょう。これは、恐いこと。恐れを知らなくなることを恐れよ、と私は言いたいのです。

人生に恐れを持つことは若さの特権です。それがあれば、自分の思想や行動に自省的になり、驕り高ぶることもなく、大きな過ちをしなくなるのだと思います。時代と場所を超え、この認識は人々の共通認識になっていきます。ー

できれば20歳までに、自分の人生の大きな方向性、これを人生の目標と呼ぶなら、この人生の目標を明確するための教育・助言を生かしましょう。目先のことばかり追い続けると、年を取ってから後悔します。

自分の存在意義は何か、これを早く明確にすれば、自分の選んだ道で努力が継続できると思います。私の新成人へ贈る言葉です。

 広島ブログ
にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岩国情報へ
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

失敗学の権威が成功学を語る本

2017-01-04 15:41:04 | 感動した書籍
畑村洋太郎氏は失敗学の権威であり、失敗の前兆としてのヒヤリ・ハットという概念を唱え始めた方です。東京電力福島原発の事故調査委員長も歴任されている方です。畑村洋太郎氏の「考える力をつける本」を読みました。予想通り、素晴らしい内容です。

要は、自分で感じて、自分の考え、仮説を立て、検証を繰り返すことです。その行程が具体的に書いてあります。

変動し、不確実で、複雑で、あいまいな時代(VUGAワールド)に生きる我々には、旧来の世界には通じたモデルや生き方や知恵だけでは、対処できません。「正解のない問題に対して、そのたびに最善と考える答えを出していく」ことが求められています。

こんな時代を生き抜くために必要なキーワードが、アジェイル(agile):「俊敏さ」とレジリエンス(resilience):「回復力」です。つまり、とにかく行動してジタバタしながら答えを見つけようとして、窮地に陥ってもへこたれな「しぶとさ」を発揮することです。

「俊敏に」かつ「しぶとく」自分で考えることが、成功に通じると、理解しました。何やら松下幸之助氏の言葉を思い出しました。「成功するまでやるから、成功するんや」

 広島ブログ
にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岩国情報へ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする