岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

中年のあるべき価値観

2020-08-05 17:33:39 | 感動した書籍
日野原重明氏の「生きることの質」という著作の中で、アン・リンドバーグの「海からの贈物」の中の一文を紹介しています。
中年のあるべき価値観を教えてくれます。

『中年というのは、野心の貝殻、各種の物質的な蓄積の貝殻や、自我の貝殻など、いろいろな貝殻を捨てる時期であるとも考えられる。

この段階に達して、我々は浜辺での生活と同様に、我々の誇り、見当違いの野心や、仮面や、甲冑を脱ぎ捨てることができるのではないだろうか。

我々が甲冑を着けていたのは、競争相手が多い世の中で我々を守るためだったはずであり、競争するのを止めれば、甲冑も必要でなくなる。

それで、我々は少なくとも中年になれば、本当の自分であることが許されるかもしれない。

そしてそれは何と大きな自由を我々に約束することだろう。』

ある意味でこも中年とは、世捨て人となって隠遁生活する隠居の気分です。

私はまだまだ甲冑が必要で、日々戦えるように準備しようと心がけています。

我、未だ中年になれず。未だ自由を得ず。

 広島ブログ
コメント
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