岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

60歳までにやっておけば良かったことランキング

2012-03-31 18:23:40 | 日々のこと
本日付けの日経新聞に興味深い記事がありました。なんでもランキングで、60歳までにやっておけば良かったことを、60歳以上の500名にアンケートした結果が出ていました。人間関係、健康、お金についてのランキングです。

この中で、人間関係のランキングは、少し考えさせられる内容で、コメントがリアルです。

1位 仕事以外に特技を持つ。(退職後に時間を持て余している 66歳女性)
2位 夫婦関係を大切にする。(亡き夫ともっと会話がしたかった 64歳女性)
3位 ボランティアや町内会など地域活動に参加する。(地域とのふれあいが少ないのが寂しい 67歳男性)
4位 人付き合いで無理をしない。本当に大切な人と楽しく過ごす(仕事上の付き合いが辞めた後も続き、苦労している 64歳女性)
5位 子どもとのコミュニケーション(仕事優先で子どもに寂しい思いをさせてしまった 62歳男性)

仕事以外の時間を充実させたいとの声が多いようです。<仕事を離れるとただの人だった 70歳男性>と言われないためにも、このランキングは、非常に参考になります。

後悔先に立たず。未来を予測するには、人生の諸先輩の助言が必要です。60歳以降の人生を充実させるためには、その前からの準備が必要です。

仕事で忙しい現役時代から、仕事以外も充実して行いといけないということですね。暇になったら、好きなことをしようでは、永遠にできないということですね。一方で、退職して時間を持て余しても、一緒に遊ぶパートナーとお金と健康もないと困りますが。

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虫歯菌が潰瘍性大腸炎の原因

2012-03-27 18:37:52 | 日々のこと
虫歯の原因になる代表選手は、<ミュータンス菌>です。虫歯の予防とは、<ミュータンス菌>を退治することです。

この<ミュータンス菌>の一種に感染すると、難治性の潰瘍性大腸炎になるリスクが4倍以上高くなることを、大阪大学の和田孝一郎准教授らが発表しました。この<ミュータンス菌>の一種が血中に入ると肝臓に取り込まれ、炎症に関連する物質が作られ、免疫異常を発生させるメカニズムです。3月26日付けの英科学誌に発表されました。

潰瘍性大腸炎は、腹痛や腸内出血などを繰り返す難病で、原因がはっきりしていません。治療は、ステロイドなどの薬剤で炎症を抑える治療が主で、重傷の場合は大腸の全摘出などの手術が必要になることもあるようです。

「<ミュータンス菌>をマウスの口に与えても影響しないが、比較的少量でも血中に入ると腸炎が悪化し、生存率が下がった。歯磨きでできる小さな傷にも注意が必要」

「原因の一つが分かったので治療法の開発につながるかもしれない。一部の患者では口を清潔に保てば症状が改善する可能性もある」と、和田准教授は述べています。

口の中を清潔に保つと、全身の健康にもつながることが判明しました。長寿の方には、健康な歯を沢山お持ちである方が多いのも、肯けるはずです。

歯の健康を守る歯科医師の仕事が、長寿に貢献できると考えると、少し誇らしく思えます。少々手前味噌で、申し訳ありませんが。

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幸福の定義

2012-03-24 17:39:16 | 日々のこと
デンタル・マネジメントコンサルティングの稲岡勲氏のコラムからの紹介です。幸福について稲岡勲氏も引用していますから、私が引用すると、孫引きになります。原典が分かると、その本を読みたいのですが。

-幸福とは、
①人に愛されること
②人に褒められること
③人の役に立つこと
④人に必要とされること-

一つ一つの項目に共感できます。

幸福を、金銭的に裕福であるとか、名誉栄達を得たこととか、欲望を満たされたこととか、目標を達成したこととか、俗な視点で考えていません。自らの幸福を、他者との関わりの通じて、他者より与えられるという点に気付かされることに、新鮮さを感じます。

家庭にあっては、家族より愛され、家族に褒められ、家族に役に立ち、家族に必要とされたいですね。職場にあっては、同僚やお客様や患者さんより、愛され、褒められ、役に立ち、必要とされたいですね。

周囲より愛され、褒められ、役に立ち、必要とされるには、一体自分に何が必要かを深く考えさせられる、そんな<幸福の定義>です。

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駄医vs良医vs名医

2012-03-21 12:23:57 | 日々のこと
島根大学医学部教授の講演会に参加しました。

講演の中で、印象に残った点があります。その教授の教育方針は、名医をつくること。ですから、名医になる素材を持つ優秀な高校生に来て欲しいというのです。名医の定義が分かりやすく、鮮明に記憶に残ります。駄目な医者を駄医と呼び、良心的な医師を良医と呼び。名医と比較しています。

指示待ち型医師は、駄医
積極行動型医師は、良医
問題解決型医師は、名医

症状から正しい診断を自分自身でできないし、正しい処置も分からず、他の医師からの指示を待つ医師を、駄医だとしています。
症状から正しい診断を自分自身でし、正しい処置もするような、当面の疾患に対してのみに積極的な行動をする医師を、良医だとしています。
症状から正しい診断を自分自身でし、正しい処置もし、さらにその後発生が見込まれる問題点を予想し、その問題の解決策も用意しておく医師を、名医だとしています。

なるほどと、思わず唸りました。将来生じる状態を予後といいますが、その予後を的確に予想し、その準備も抜かりなくするのは、非常に難しいことです。医学にも限界があり、全てが解明できている訳でもありません。また、全疾患に関しても、将来を予測する完璧な知識や経験を持ち得るのは、限界もあります。

しかし、私も問題解決型矯正歯科医を目指さなくてはいけないと、強く自戒した次第です。

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過度な飲酒は脳萎縮を招く

2012-03-14 17:07:28 | 日々のこと
酒は百薬の長といい、適度の飲酒は長寿をもたらすとされています。適度の飲酒と思いながらも、つい飲み過ぎてしますのが、私の愚かな点です。アルコールのない人生というのも、味気ないとも思います。お酒を飲みながらの会食では、陽気になり、会話も弾みます。

順天堂大学医学部加齢制御医学講座の白澤卓二教授の<100歳までサビない生き方>を読みました。長生きするするコツをまとめたノウハウ本です。軽い読み物ですので、ざっと目を通していましたら、予想外な事実を知りました。その中よりの抜粋です。

ーお酒のつきあいかた次第で毒にも薬にもなることを知っておきましょう。日本酒を一日2合以上飲む人は、1合以下に人に比べて脳の萎縮が速く進みます。脳にダメージを与えない「適量」とは、ビールなら1日500ml、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯程度です。それ以内であれば、日本酒、赤ワインはアンチエイジング効果、美肌効果といった「いいとこ」だけをもらうことが可能。ー

この本を読んでショックを受けていた時、3月11日(日)付け日経新聞の記事に、過度の飲酒は脳萎縮を招き、認知症の原因にもなりと報道していました。さらに、過度の飲酒は、口腔がん、咽頭がん、食道がんのリスクを上げる要因になると指摘しています。最後に、脳ドックを受けて、脳の萎縮具合を直接目にすることは、禁酒や節酒のいい動機づくりになると、追い詰めるコメント書いています。

私は精神的にダブルパンチを受けました。飲酒が認知症や癌を招くと思うと、お酒がまずく感じます。

今日から、晩酌はビールを500mlとしようと思います。というのも、一番量を多く飲めるのが、ビールだからです。一番量が少ないのは、日本酒ですかね。恐らく、ストレートで飲む、ウイスキーの類ですね。どうもノンアルコールビールでは、飲んだ気になれないのは、男の悲しい性ですね。

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