命がけで仕事をする柳井正氏の経営

柳井正氏は日本一の資産家であり、ファーストリテイリング社の創業者であり会長兼社長です。発信力のある方で、定期的に著作を発刊しています。彼の＜成功は一日で捨て去れ＞は、何度読んでも刺激を受けます。

・ほくは常日頃から会社というのは、何も努力せず、何の施策を打たず、危機感を感ぜず放っておいたらつぶれる、と考えている。常に危機感を持って会社経営することが正常なのである。

・今の日本や世界の流通業界は本当に乱世です。この中で生き残って飛躍的に成長していこうと思えば、誰よりも早く状況の変化を感じて、問題を特定し、的確に判断し、できることやできる人から実行していかないといけません。

・お客様のために何ができるかを常に考えて一生懸命考えて、自ら率先してひるまず実行するべきだ。

・店は客のためにあり、店員とともに栄え、店主とともに滅びる。

・夢や目標について常に考え続け、繰り返し地道に実務を実行し、挑戦し続ければ夢や目標は必ず叶うものだ。

・＜現状維持は愚の骨頂＞であり、安定志向こそ会社を滅ぼす。

読後の感想として、柳井氏にとっては企業経営とは闘いであり、常に戦略を巡らせている意味で、会社とは軍隊に近い存在のようです。ですので、柳井氏は、企業経営を命がけでやっていると納得できます。平凡なサラリーマン社長とは、気構えが違います。

　

運命は勇者に微笑む

私は将棋を指すことはしません。しかし、棋士の羽生善治さんを尊敬しております。彼の著作を読み、彼の秀逸な考えにいつも敬服しております。今回彼の著作の＜捨てる力＞を読みました。その中よりの抜粋です。

2007年には通算1000勝を達成することができました。しかし、そのことよりも25年間以上続けることができたことのほうに大きな意味と価値を感じています。その根っこにあるのは、自分で決めたことを思い切ってやること。

＜運命は勇者に微笑む＞という言葉が非常に好きなのですが、そこにつながっています。自分にとって、そういう気持ちと決断が一番大切だと感じています。

ひとつひとつの手が＜決断である＞と感じています。一手一手を決めるためには、その場面その場面で決断しなければならない。その決断に対して、自分の指した手に対して、その結果と責任を自分で引き受けなければなりません。

この決断の発想法、やり方、プロセスなどが書いてあります。庶民の生きる上でも参考になることが目白押しです。

　

ストレス予防の＜4Ｒ+α＞

日経ビジネス誌（2013.4.15）に＜4つのＲ＞でストレス予防というコラムがありました。＜4つのＲ＞とは、＜リラクセーション＞（Relaxation)、＜レスト＞(Rest)、＜レクリエーション＞(Recreation)、＜リトリート＞(Retreat)の頭文字を取っています。

＜リラクセーション＞（Relaxation)とは、神経をしっかりやすめることです。アロマセラピー、腹式呼吸、瞑想など。

＜レスト＞(Rest)とは、体をしっかりやすめることです。睡眠、マッサージ、スパ、温泉保養など。

＜レクリエーション＞(Recreation)とは、遊ぶ、楽しむ、笑う、心身をリフレッシュすることです。笑う、運動、釣り、キャンプ、映画、カラオケ、楽器演奏、陶芸など。

＜リトリート＞(Retreat)とは、非日常に身を置き、心身を養生することです。旅行、リゾート保養、森林ウオーク、家庭菜園など。

＜リラクセーション＞（Relaxation)、＜レスト＞(Rest)、＜レクリエーション＞(Recreation)、＜リトリート＞(Retreat)で、<4つのＲ＞とは覚えやすいと、感心しました。それぞれの項目から自分の好みで上手に組み合わせて、ストレスを予防できるプログラムができます。しかし、不足しているものに私は気づきました。

＜レクリエーション＞(Recreation)、＜リトリート＞(Retreat)では、必ずパートナーが必要です。一人では、味気なくて、とても寂しいストレス予防です。感想を会話して、その時間を楽しみ和むためには、仲間や相棒や友人が必須です。

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＜世界一のサービス＞をする男

NHKの最新の＜プロフェッショナル＞という番組が、＜世界一のサービス＞と銘打って放送されました。東京恵比寿にあるミシュランガイドで三つ星レストラン＜ジョエル・ロブション＞でサービスマンとして働く宮崎　辰さん（38歳）の特集でした。

宮崎　辰さんは昨年のクープ・ジョルジュ・バティスト（サービス世界コンクール）で優勝した初めての日本人です。宮崎　辰さんのサービスは、世界一と認定されたのです。サービスマンの役割とは、シェフと並ぶレストランの司令塔です。

彼の拘りのサービスの根底にある考え方について、数多く教えてもらえました。

・一歩先を読む。お客さまの気持ちを一歩先を読んで、お客さまの要望を先回りしてサービスを用意する。

・お客さまを喜ばす。サービスマンが体で、つまりサービスで、お客さまの心を感動させる。

・お客さまとサービスマンとが心を開きあい、幸せを共有する。

・お客さまの＜特別な日＞を、サービスマンが演出する。

世界一のサービスで、お客様に感動が生まれというのです。宮崎　辰さんの哲学は、あらゆるサービスに応用できます。是非参考にして、当医院でも実践したいと思います。

　

桜吹雪が舞う岩国錦帯橋

忙中閑あり。
心の潤いを求めて、岩国が世界に誇る錦帯橋を背景にした桜を見に行きました。
昨日の雨にも耐えて、桜が咲いています。

晴天に、桜の美しさが増します。
平日にも係わらず、大勢の花見客です。

満開は過ぎ、桜吹雪が舞います。
春の清々しい気分を満喫です。