岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

患者さんとの会話で、びっくり

2021-08-30 10:41:32 | 日々のこと
8月、夏休み。忙しくばたばたとしながら診療中。
いつものように患者さんが診療チェアーへ横になって、私が診療を開始しようとした瞬間。

17歳の男子高校生が前触れもなく、笑顔で、発声した言葉を聞き、私の手が止まりました。

「先生、誕生日おめでとう!」

「なんで、私の誕生日をしっているん?開業以来、患者さんから誕生日当日におめでとうて言われたのが、初めてだよ。」と私はびっくり。

「だって、先生の誕生日と俺の誕生日が一緒なんだもん。今日が先生の誕生日だって覚えていたんだ。」

私はカルテを見て、彼の誕生日を確認したら、確かに私の誕生日と同じ。
「そうか、そうだったんだ。君も誕生日おめでとう。今日、17歳だね」

「有り難う」と彼は笑顔。

「17歳になって、何か抱負があるかい?」

「んー。そうだね。しっかり勉強して、卒業することだね。」と茶髪の彼がはっきりと強い口調で。

「堅実だね。」

急がしさの最中で、心が和んだ一時でした。

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お盆に相応し「お釈迦様」の教え

2021-08-13 12:22:45 | 感動した書籍
ひろちさや氏の「のんびり、ゆったり、ほどほどに」という、仏教を分かりやすい紹介した本より。

人生は苦である。すべて苦だ。仏教はそう教えます。

漢訳仏典で「苦」と訳されている言葉のサスクリット語の「ドウフカ」は、「思うがままにならない」といった意味です。

その思うがままにならないことを思うがままにしようとします。思うがままにならないことを思うがままにしようとするから、「苦」となります。

金持ちになりたい。勝者になりたい。幸福になりたいと思う。そう思うと私たちは苦しまなければなくなります。だから、一切皆苦なんです。

仏教は智慧を教えます。「少欲知足」です。私達の欲望を少なくして、足るを知る心を持ちなさいというものです。

仏教が教えるのは、「生活力」ではなく「人生力」です。

「人生力」とは、「のんびり、ゆったり、ほどほどに」生きれるようになることです。金持ちではありませんが、ほどほどにお金があり、家族で笑顔で暮らせる人生です。

過去を追うな。
未来を願うな。
過去はすでに捨てられた。
ただ今日なすこと熱心にせよ。
「釈迦先尊 『マッジマ・ニカーナ』 131」

我々にとって大事なのは、いま現在の幸福です。

何となく、人生の達人か高僧のご住職から有り難い説法を拝聴した気分です。
有り難や、有り難や。

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やはり一番の会社と付き合わないとダメだ

2021-08-09 15:16:12 | 感動した書籍
2021年8月9日付け日経ビジネス誌掲載のTDKの石黒成直社長のインタビュー記事より。

「やはり一番の会社と付き合わないとダメだ。あなたも一番にならなきゃダメだ」と言われたことがあります。

その理由が、「一番の会社はゴールを見ているが二番手は一番の背中を見ている」と説明されて、鳥肌がたった記憶があります。

トップの企業は顧客や社会に役立つことを真剣に考えています。ゴールを一生懸命考えている人たちで、学ぶべきことが多い。

我々も一番にならないと意味がありません。ですから、一番になりたいと夢見るより、一番になって違う夢を見ようと心がけています。

私もこの心意気を見習いたいと思っております。

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