岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

五省:海軍兵学校の訓戒

2020-03-12 13:40:18 | 感動した書籍
23020年3月12日付け日経新聞の「私の履歴書」に大坪清氏(レンゴー会長兼社長)が紹介している「五省」です。これは、海軍兵学校の訓戒で、現在も海上自衛隊で採用されている訓戒だそうです。就寝前に、五省で一日を振り返ります。

一、至誠に悖(もと)る勿(な)かりしか

一、言行に恥づる勿(な)かりしか

一、氣力に缺(か)くる勿(な)かりしか

一、努力に憾(うら)み勿(な)かりしか

一、不精に亘(わた)る勿(な)かりしか

真心に反する点はなかったか

言動に恥ずかしい点はなかったか

精神力は十分であったか

十分に努力したか

最後まで十分に取り組んだか

就寝前に「五省」を唱え一日を振り返る習慣を実践し、常に自己管理して人格を高め続ける。
素晴らしい習慣です。

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キャシュレス決済を導入しない「サイゼリア」の戦略的な思考

2020-03-11 16:09:28 | 感動した書籍
最近に経営判断を惑わされるトラップ(罠)に、サブスクリプションやキャシュレス決済などがあります。2020年3月9日付けの日経ビジネス誌に「飛び道具トラップ」として紹介されています。

「キャシュレス決済」というを「飛び道具」を導入する例をイメージして、煽られて導入するケースを考えて見て下さい。「○○ペイ」と連呼して、高額なキャシュバックという宣伝で、我々は煽られています。街の至る所に、「○○ペイ」の幟が立っています。

技術革新や環境変化という同時代の空気を背景に、「飛び道具」の導入に成功した事例・論理文脈を讃え、「飛び道具」のサプライヤーやメディアがあおり、「乗り遅れるな」や「新しい」などと囃し立て(同時代のノイズ)て、「飛び道具」を過大評価します。

成功した文脈・ストーリを無視して自社に強制的に制度を移植し、制度導入すること自体が目的となって自社の論理文脈・ストーリと不適合となる。こんな展開をたどって、制度導入が失敗します。

「サイゼリア」は8割以上に店舗で、「キャシュレス決済」を導入していません。堀埜一成社長が明快に理由を解説しています。

キャシュレス決済顎の3%を手数料として払って、5%収入が増えるのはどのタイミングか予測しています。2割の店舗でキャシュレス決済を導入しているのはショッピングモール内ですが、家族で食事して支払うのは奥さん。奥さんが財布をに握り、キャシュレス決済で払わない。

キャシュレス決済を利用しているのは、男性。キャシュレス決済を導入して増えるのは、男性1人客です。

最終的にはキャシュレス決済を導入しますが、究極の後出しジャンケンをするつもりです。手数料率への考慮もありますが、端末の開発速度を見ています。1100店舗あると、導入するのに何億円かかるか?ということです。

サイゼリアの社長の解説を読んで、私なりの判断です。
結局、キャシュレス決済を導入して、誰が得するか?ということです。現況では、手数料を稼ぐキャシュレス決済のサプライーと支払いの把握できる政府が得するのであって、導入する会社は手数料を貢ぐ奴隷となるという構図です。少し言い過ぎですかね。

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