岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

順天堂大学医学部天野篤教授の語る<医師道>

2014-03-19 13:52:53 | 日々のこと
順天堂大学医学部天野篤教授は、今上陛下の心臓手術を担当したことで著明です。

天野篤教授が<熱く生きる>という本を出版しました。期待通りの素晴らしい内容で、自分の技術を高めていくための使命感や有るべき医師の姿を語っています。天野篤教授の語る<医師道>とは、次ぎのものです。

1.医師は自らを生きやすくするために易きに向かってはならない。

2.医師は自分の業に誇りを持ち、修業に対して達成感とともに幸福感を持つ。

3.医師は患者の苦痛、病、生死の境に対して、逃避する行動をとってはならない。

4.医師は患者の老若(幼)、性別を言い訳にしてはならない。

5.医師は自分の身につけた経験を遍く、差別なくほどこさなければならない。

6.医師は社会制度に則した医療を行うことを原則とするが、医療改革(=患者・医師双方が納得できる医療の追求)の志を持たなければならない。

7.医師も人なり。医療の現場で個人が保護されるような環境は、自らの努力で獲得しなければならない。

年間の手術数が500症例を超え、全手術数が6000症例の先生です。一日に5症例の手術することもある激職です。58歳ですが、強靱な肉体を持っているだけではありません。患者さんを救うために、全人生を掛けている精神的な厳しさに溢れます。

私も見倣わなくてはいけないと、自戒しております。

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誰に介護を期待しますか?

2014-03-14 13:33:13 | 日々のこと
中国新聞に毎週コラムを掲載している春日キスヨ氏の<夕映えのとき>を楽しみに読んでいます。介護される立場、する立場を学術的に考察して、視点が鋭いので、私には知的刺激が必ずあります。

春日キスヨ氏の考えでは、親自身が自分の介護役を高く期待している人は、

①結婚し別居している子より同居でシングルの子
②息子より娘
③正規職の娘より非正規職の娘

この根拠として、英国の家族社会学者クレア・アンガーソン氏の<なぜある特定の個人が介護署になったか>の調査を上げています。

①息子より娘が優先
②介護される側とする側の関係(続き柄)が近く、よりよい関係の子供が優先
③地理的に近い方(日本なら別居より同居)
④介護者側の住宅スペースや経済条件など物質的条件が合う方

結論的には、介護を担うのは、<親と同居する非正規雇用や無職のシングルの娘>となるのではないかと、言っています。介護と相続とを絡ませて判断すべきと示唆しています。

この対極になる、親とは別居している正規職の結婚している息子しかいない親の場合は、どうなるのかと、私は少し不安になります。まだまだ私は若いですが。

息子には出来るだけ近くに、それこそスープの冷めない範囲に住んで欲しいものです。

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