岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

クロネコヤマトの創業者の遺言

2021-05-20 16:06:36 | 感動した書籍
クロネコヤマトの創業者 小倉昌男氏の書いた「やればわかる やればできる}は、亡くなる2年前に発刊された著作です。以下は、本の最後ほ章の「私の遺言ーすべてに優先する目標はサービス」からです。

ヤマトの絶対的目標は何か。それはお客さまの立場に立って考える良いサービスの実行である。

良いサービスをするとコストが上がる。

コストが上がってもよいから良いサービスをする。

”サービスが先で、収支は後”といったのは、このことである。

現場には目標がいっぱいある。

売り上げも、事故ゼロも、時短も達成しなければならない。

しかし、恒に絶対目標があることだけは忘れずに、経営理念のはっきりした会社であってほしい。

これが、私の遺言だ。

これを読んで思い出すのが、大丸の経営理念「先義後利」です。お客様のために正義をつくすことが優先され、自社の利益のことはその次に優先するという内容です。

利益最優先の昨今の風潮とは違う、経営理念を感じます。

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高齢者よ、終活を止めて、今をしっかり生きよう

2021-05-05 16:58:54 | 感動した書籍
週刊新潮(2021.6.13)で、宗教評論家「ひろさちや」氏が「終活なんかおやまなさい」という記事で登場し、最近流行の終活に警鐘を鳴らしています。

本来仏教は、「欲を少なくしなさい」と教えています。
何事も最初から無理に思い通りにしようとしない、と考えることが仏教の教えです。
私達は思うようになる範囲の日々の営みだけを、一生懸命に頑張ればいいのです。

インドの「マヌ法典」で人生を「四往期」と、「学生期」、「家往期」、「林往期」、「遊往期」に分けて、それぞれの期間でどう生きるかを示す考え方があります。
「学生期」は、一生懸命勉強して人生の真理を学ぶ期
「家往期」は、、一家の長として家族を支えたり、家庭をお切り盛りして自分の役割を果たしていく期
「林往期」は、社会の第一線から退く、隠居に移る期
「遊往期」は、気ままに旅をする、悠々自適に暮らす期

今に日本には高齢者でもリタイヤせず、「林往期」の人がいない。生涯現役と一生働き続けろという考えが多い。
高齢者よ、もっと自由に生きられるか考えてほしい。

終活とは、墓・葬式・遺品整理についての準備です。
そんなのは、遺族の判断に任せて、遺族にしたいようにさせるべきです。

終活なんか考えずに、自由に生き、もっと自分のやりたいようにやってほしい。自由とは「自分に由る」のですから。

釈迦は「死後について考えるな」と教えています。極楽や地獄という死後の世界は、便宜的な教えです。
「死んだら浄土へ行くから心配しなくてもいい」と教え、今をしっかり生きられるようにしているんです。

「死語のことを考え終活しなければ」ということばかりに囚われ、「今」を蔑ろに生きるのは馬鹿らしいですよ。

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