岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

奥田務氏の<未完の流通革命>を読んで

2014-11-28 16:35:23 | 日々のこと
奥田務氏とは、J.フロントリテイリングの中興の名社長です。J.フロントリテイリングとは、大丸や松坂屋やパルコやプラザの親会社と言えば、お分かりになると思います。

流通関係も合併が続き、弱肉強食が如実に現れています。百貨店分野では、数少ない成功を納めている会社が旧大丸です。J.フロントリテイリングとは、日本の小売業の先端を走りたいとの意味を持つ名称です。

旧大丸の社長として、辣腕をふるった人物こそ奥田務氏です。サラリーマン社長ですが、若い時から英才教育を受けた経歴を持った敏腕経営者です。

創業1717年の大丸は老舗百貨店です。経営理念の<先義後利>を守り、400年生き抜いています。しかしながら、しがらみや慣習や消化仕入れなど課題が山積していました。

大丸の経営上正しい課題は何かを明確にして、経営改革を続け、業界の勝ち組になった顛末が列記されているのが、奥田務氏の<未完の流通革命>という本です。さらにコアコンピタンス(核心的競争力)を磨くことも、同時にしています。

<先義後利>とは、<義を先にして利を後にする者は栄える>という荀子も言葉で、大丸の企業理念です。さらに、<お客様一主義>、<社会への責任と貢献>、<時代の変化への対応>も必要になります。

改革とか改善とか再建とか革命とかお題目は言っても、具体的に実践するからこそ価値があります。奥田務氏が経営する上でも悪戦苦闘した歴戦を読んで、「改革しなければ会社が倒産だ!」と思うからこそ、迫力のある人物になれて、本物の経営者になれる、と感じました。

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春日野部屋のちゃんこ鍋

2014-11-19 13:19:30 | 日々のこと
春日野部屋で朝稽古を見学した後、記念写真を撮影したら、待ちに待ったちゃんこ鍋の時間です。

朝10時です。大広間に車座になって、岩国歯科医会のメンバーで食事の開始です。

ちゃんこ鍋は、塩と昆布と鰹だしとニンニクで味付けされて、あっさりしています。具の構成は、肉団子に、ネギなどの野菜、エノキダケ、糸こんにゃく、豆腐などです。それ以外には、鶏肉の煮込み、焼き塩鯖、野菜の付け合わせ、漬け物、ご飯です。

私はホテルで朝食を食べていたので、実質的には昼ご飯となります。

恐る恐る、ビールはありますかと尋ねると、どうぞどうぞと缶ビールが出てきました。

昼間から宴会だ、宴会だとは思ったのですが、世話をしてくれる序二段・序の口の力士が後ろに仁王立ちしていると、やはり恐縮します。

遠慮せずにどうぞちゃんこ鍋をお代わりしてくださいと言われても、2杯が限度でした。

食事をしながら、角界のしきたりや慣習や力士の実態を教えてもらうのも、別世界の話で格好の酒の肴になりました。

我々は親方と幕内力士と一緒に食事をしました。我々の食事が終わらないと、序二段・序の口の力士は食事ができないと聞くと、我々は落ち着かなくなり、1時間もせずにお暇することにしました。

一緒に写真を撮ったのは、栃の心関です。今場所、大活躍しています。

私にとって、貴重で楽しい充実した時間を過ごせました。

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春日野部屋の栃煌山の優しさと凄み

2014-11-17 10:56:52 | 日々のこと
九州場所を観戦した翌日、春日野部屋の巡業の福岡市東区三苫を訪れました。

激しい朝稽古中の土俵前の席を通されました。親方からの助言に素直に聴き、返事をしながら、関取が稽古します。私が親方の横で見る迫力・臨場感は、まさに相撲とは格闘技と感じるものです。張り詰めた緊張感もあり、写真を撮るのも憚れる雰囲気です。

ぶつかる激しい音、うめき声、不規則な息遣い、したたり落ちる汗、悲鳴にも聞こえる返事。肉弾と肉弾の衝突を観ると、まるで闘牛と闘牛との戦いのようにも見えます。

ぶつかり稽古とはいうものの、真剣勝負そのものです。本場所中に、かくも激しい稽古をして、本番に支障がでるのではと、心配になる程の激しさでした。

朝稽古が終わっても、栃煌山は一人で黙々と又割や、鉄砲を繰り返ししてします。正座して考えていたり、瞑想しているようにも見えます。後で知ったのですが、本日の取り組みの相手は逸ノ城です。取り組みの作戦を練っていたのかもしれません。

稽古場から出てきた栃煌山の顔の表情には凄みがありました。怯みながらも私は勇気を出して声を掛けて、写真をねだりました。栃煌山に気持ち良く了承して撮影してもらい、握手もしてもらいました。

<思わず、頑張ってください。>と声援を送りました。私の祈りも通じたのか、逸ノ城戦では目出度く白星でした。
目出度し、目立たし。

蛇足ですが、私がスリムに見えます。

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新商品のヒットメーカーの発想力

2014-11-10 18:39:54 | 日々のこと
雑誌<致知>の2014年12月号の特集は、<発想力>です。飲料水で数々の商品を開発して、販売に成功した山本康博氏の記事が参考になります。その抜粋です。

<お客様の喜んでもらえる物を作ろう>とします。それを見出す秘訣は、潜在ニーズを掘り出すことです。潜在ニーズとは、お客さんが欲しいと気づいていなかったある商品を見た瞬間に<これが欲しかったんだ!>と喜びを感じてもらえるものです。

潜在ニーズを探る手法の一つとして、特定の商品に関するお客さんの不満や文句を引き出します。その中から何かしらの不足を感じていることを示唆する<心の声>がいくつか潜んでおり、それらをぶっつけ合わせて化学反応させることで、潜在ニーズが見えてくるのです。

発想力を鍛えるためのポイントは、
①物事を疑ってかかること。周りが常識・慣習と考えていることは果たして本当なのだろうか、と常に疑ってかかること。

②勘を磨く。常に自分の目と耳とを使って、周囲の行動や変化に対して注意深く観察することで、潜在ニーズを掴む勘が磨かれます。また、時に時代の先が見えることもあります。

③何事においても<できないと言わない、思わない>こと。<できる>から考えよう。壁を突破することに意義があります。必死に<諦めない力>を鍛えてみましょう。

辞表を鞄の中に忍ばせて、自分のアイデアを実現するという覚悟を持って、またボーナス全額返上もいとわないう勇気をもって、新商品を社内で提案してきたと、山本康博氏と述べています。

肝っ玉の据わったサラリーマンです。心構えが並大抵のサラリーマンではありません。ヒットする可能性があるアイデアを出すだけではなく、商品化を実現する力も兼ね備えています。敬服しました。

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獺祭にも焼酎があるんだね

2014-11-05 12:34:37 | 日々のこと
最近、山口県は日本酒で有名になりました。特に、岩国市には有力な蔵元が健在で、競い合っています。

昔は地元でも名前も知られていなかった獺祭は、現在は全国的にも名前が売れています。東京で知名度を上げたのが、実際のようです。地元でも、なかな入手できないお酒になっています。獺祭の最近の枕事は、日本一の販売高の吟醸酒となっています。

山口県は安倍首相の地元です。オバマ大統領が来日した際に、安倍首相が獺祭をプレゼントしたとかしなかったとか。プレゼントしたのは<獺祭その先へ>というブランドで、途轍もない値段の最高ランクの吟醸酒です。

アマゾンなどで獺祭を検索すると、各種吟醸酒が定価の2倍近い値段で販売されています。そんな高い値段でも購入する人がいるとは、驚きです。吟醸酒しか造っていないのが、自慢の会社だと思っていました。

知り合いが、獺祭の焼酎が入手できたと言っていました。焼酎でも、風味や味の違いがあるのでしょうか?水やお湯で割ると、味は薄れてしまうように思いますが。ストレートで飲む訳にもいきません。

獺とは、<かわうそ>です。獺祭とは、地名に由来した名前です。獺祭を<だっさい>と読ませるのは、現代人には難しいです。思い切った名称です。<ダサい>と紙一重の違いですし、勇気のある会社だと思います。

話の種に、知り合いにお願いして、一杯だけごちそうになれたらいいなと思いますが。



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