故尾藤公監督を偲ぶ

尾藤公氏は和歌山県立箕島高校野球部の監督を長く勤めた名監督です。甲子園での優勝は、春3回、夏1回で、79年には史上3校目の春夏の連覇を達成しました。春夏の連覇の達成した県立高校は、今でも箕島高校しかありません。この名監督が、2月6日にお逝去されました。

数年前、私が地元岩国市の奉仕団体の幹事をしていたことがありました。この団体の創立45周年の記念講演会に、尾藤公氏を招きました。その時に一度だけお会いしたことがあります。その際、かの有名な1979年夏の大会の箕島対星稜戦で延長18回にサヨナラ勝ちをしたエピソードを聞いたことを思い出します。

講演会の題名は、＜教えるもの　教えられるもの＞でした。その講演の要旨を読み返すと、今でも思わず感動の涙が出そうになる素晴らしい講演でした。その講演の中からの、抜粋です。

・テーマを決めて練習に臨むそんな子が、良い選手に育つ。
・一番辛く苦しい時に相手を思いやる心が、チームワークです。

心より、ご冥福をお祈り致します。