岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

森村誠一氏の人生二毛作論

2016-02-20 10:03:05 | 日々のこと
2016年2月19日の中国新聞に、ベストセラー作家森村誠一氏が現在83歳にてまだ現役を続けられている秘訣を述べています。

人生を3期に分けています。
第1期は、人生の仕込みを行う青春時代。
第2期は、社会に参加する現役時代。
第3期は、会社などの組織や子育てから離れ、自分だけの自由な時間を手にする時代。

視点が新鮮なのは、第3期の考え方です。

第3期の自由には、2種類あると考えます。『何もしなくていい自由』と『何をしてもいい自由』です。リタイア後、海外旅行など解放感を楽しめるのは、長くてせいぜい5年程度です。

現役時代に第3期への準備を怠っていると、つい『何もしなくていい自由』を選んでしまい、生産のない、鬱々とした高齢期を過ごすことになりかねませんと、警告しています。

逆に、『何をしてもいい自由』を謳歌するためには、「登山・俳句・短歌・写真などどのようなことでも、自分の世界を持って、能動的に広げてほしい。何かを生産し、表現することで、生きているという実感がもてるのです。」とアドバイスしています。

このコラムはシリーズ化されていて、その題名がなかなか奮っています。<老境こそ佳境> 健康でかつ最低限の生活費費の蓄えがあれば、長い余生をいかに充実させるかが重要です。

森村誠一氏の心意気が素晴らしい。「作家にゴールはない。余生ではなく、誉れある『誉生』(よせい)にしたい。』と宣言しています。

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職業奉仕:商人の倫理

2016-02-18 15:09:46 | 日々のこと
地元の奉仕団体で職業奉仕に関しての講演を聴きました。新しい視点で、商売を見つめ直すことができます。

・使う人のことを考えて、作る

・買う人のことを考えて、売る

・満足を売って、感謝を得る

・真実を売って、信用を得る

分かり易い表現で、奥の深い職業倫理を教えてくれます。利益優先ではない商売を推奨しています。

講演後、脳裏に浮かぶことがありました。大丸百貨店の創業家の家訓に「先義後利」があります。正しいことを優先して、利益を後に考える商売です。

住友グループの「信用を重んじ、確実を旨とする。浮利を追わず」も、思い出します。

長く続いている企業には、歴史の試練を乗り越えることのできた見識があることに気が付きます。

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