岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

羽生善治氏 勝負の美学

2015-06-26 18:44:42 | 感動した書籍
<羽生善治 戦う頭脳>を読みました。羽生善治氏の関係したいろんな雑誌に掲載された記事を編集した本です。7冠を目指した頃から現在まで、羽生善治氏心の軌跡がたどれます。

7冠を取り逃した時の文章<それでも7冠を目指す>からです。

これからまた7冠に挑戦するわけですが、私にとっては、7冠を取ることだけが目標ではなく、棋士として充実した時期を長く過ごして、その間にいかに良い棋譜を残せるかが、一番重要な課題です。自分の今の地位に対する責任もプライドも持っていますから。

一方で

4月の名人戦から、また振り出しに戻って頑張ります。やはり体力的なことを考えると20代の間しかチャレンジできないと思うんです。・・・力を分散して1年間を乗り切るのは体力のある若いうちなんです。逆に言えば、体力のあるうちは何度でも挑戦するつもりです。

とも言ったのは、1995年5月。

ついに7冠を達成したのは、1996年2月です。最初のリベンジで、見事に7冠を達成です。

羽生善治氏の目指す<良い棋譜>は、私にとっては何になるのでしょうか?美しい具体的な実績で歴史的に残る物とは何か、具体的なイメージが湧きません。

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新語<反知性主義>とは

2015-06-23 10:41:33 | 日々のこと
今朝の中国新聞を読んでいて、新語を発見しました。<反知性主義>です。見出しが鮮烈です。<倫理が崩壊 思考を停止>です。

理性的判断や論理的思考よりも目先の利害を優先し、空気を読んで大勢に迎合する振る舞いを、<反知性主義>と名付けています。この風潮が、子供のいじめから政治家の言動まで多様な局面で指摘される風潮です。

京都大学教授の藤井聡氏は、<反知性主義とされる現象も、全体主義とほぼ同じと見ていい>と、話しているそうです。<自ら思考を停止させ、とにかく全体に従おうとする空虚な人間が、保身や憂さ晴らしを目的に弱者を抑圧している>とも述べています。

<義、仁、誠、恥といった戦前の価値>を知性主義とする前提としてみて、この戦前の価値を否定されていると考えています。そもそも、むき出しの本音を知性で押させ込む建前という営みがあったはずなのですが、どんどん空洞化しているという、危機感が感じられます。

成果のためなら手段を選ばない新自由主義や、損か得か、快か不快かで動く消費者心理など、反知性主義の背景を説明しています。

私は、戦後のエリート教育の不在に反知性主義の原因を感じます。画一化し、点数化された勉強の勝利者が、一流の学歴を獲得し、社会の中枢に登っていくシステムに問題点があるように思います。

くだらない選別に勝ち残った組織や会社や政治のリーダーが反知性主義を信奉し、目先の実績や利益を優先する短期的な運営を実践し、弱者が虐げられています。何が本質で、何を優先すべきなのか、その基準を反知性主義に沿ってリーダーが組織を運営すれば、その基準が低俗であっても、部下は隷属せざるを得ません。

現在の社会の閉塞感を理解する切り口として、<反知性主義>の考えはおもしろいと思います。

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ストレス解消法

2015-06-07 14:02:10 | 健康に関すること
今朝のTBS系テレビ<健康カプセル!ゲンキの時間>を見ていましたら、筑波大学名誉教授宗像恒次氏がストレスについて分かり易く説明していました。

戦うか、逃げるかを決めるを決めるような事態でストレスとは、生きるために必要なものとしていました。

ストレスを感じ易い人と感じにくい人とは、どうも遺伝的に決められている気質のようです。日本人の場合、約80%の人がストレスが感じ易い遺伝子を持っているようです。

ストレスを感じ易い人は、不安やこだわりの強い人だそうです。ある意味、完全主義の人が該当するようです。

ストレスを和らげるには、脳内にセロトニンが必要です。

ストレスを解消する方法を紹介しています。

1.リズミカルな運動:ウオーキング、サイクリング、貧乏ゆすり、ガムを噛むなど。

2.セロトニンを多く含む食物の摂取:バナナを推奨していました。他に、乳製品、大豆製品、魚類、ナッツ類など。

3.スキンシップ:ペットや他者とのスキンシップです。それ以外でも、自分の髪を触ったり、自分の腕を組んだり、自分の両手を組んだりするのも該当します。

気が付かないうちに、私はストレス解消を実践していました。ということは、私は結構ストレスを感じ易い遺伝子の持ち主のようです。

飲酒はストレス解消法とは必ずしも言えないのでしょうか?セロトニンを多く含む酒の肴を取りながら、酒を飲めばいいのでしょうか?悲しかな、つまらぬことが頭をよぎりました。

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ビリギャルの慶應生 VS 偏差値29の東大生

2015-06-01 19:04:12 | 感動した書籍
ビリギャルの慶應生に関しては、マスコミが騒ぎ過ぎるので、ずっと敬遠していました。

慶応大学よりやっぱり東京大学の方が上だと考え、杉山奈津子さんの<偏差値29からなぜ東大に合格できたか>という本を先に読みました。

内容は、失敗を乗り越えて成功に導くノウハウ集だと思います。学問的な学説を紹介しながら、比較的真面目な内容です。作者自身が独学で勉強した結果、東大に入学したのですから、大したものです。

一方で、杉山奈津子さんは<偏差値29からなぜ東大に合格した>という内容の本を三冊も出版し、衝撃的な題名をアピールしたい方なのだとも感じました。

<学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話>は、坪田塾代表の坪田信貴さんの指導を巡るサクセスストーリーです。

家庭内の不和問題、塾での様子、学校の対応など、劇画的なストーリーで、映画にもなりやすい手頃な内容です。構成も、ノンフィクションというよりも、小説風です。

どん底の成績で小学生4年生レベルの学生を、私がたった1年半指導したら、慶應大学に入学できたんだということです。入学が不可能と思える志望校も、周辺の協力を得て本人が努力すれば、合格可能にできる実例を示しています。

両方を読んで、子どもの成績を上がるノウハウが吸収できたのだろうか、と私は自問しています。ノウハウを知りたいと思って両方の本を読んでも、期待倒れだと感じます。

ただ、どんなに成績が悪くても、どんな時も最後まで親は子どもを信頼をする大事さは、理解できました。

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