おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日の午後はオンラインで【Well-being】と【心理的安全性】を学びました。
この2つは令和に入ってから盛んに目にするようになった言葉で、コロナによってより促進された感があります。
まず、【Well-being】は、下記のようでした。
パーソルグループ主催の【PERSOLCONFERENCE 2021 夏】
「これからのwell-being経営とはー企業価値を高め、一人ひとりが輝ける人材マネジメントとは」
◎登壇者:慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 教授 前野 隆司氏+株式会社パーソル総合研究所 主任研究員 井上 亮太郎
◎開催日時:6月21日(月)15:00~16:00
◎参加費:無料
◎形式:オンラインでのライブ配信
内容は「幸福学」を提唱・推進されている前野先生の理論がパーソル総合研究所との連携によって企業に適用されるもので、目を見張るものがありました。
おそらく数日後に動画配信されると思いますので、見つけたらお知らせしますね。
夜は、私が代表を務めるマネジメント・カウンセリング研究会(中小企業診断士の勉強会)で『心理的安全性のつくりかた~「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える』(石井 遼介著、日本能率協会マネジメントセンター、1,980円)の輪読会を行いました。
「心理的安全性」はGoogleのプロジェクトアリストテレスで、チームにとっての重要性が一気に認知された概念で、この本では、日本における心理的安全性の4因子「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」をもとに展開しています。
発表者は 朝倉久男さん ( NPOビジネスサポート 理事長、AIM(志)&コンサルティング研究所 代表)。
朝倉さんは「はじめに」と第1章のご担当として、
*「心理的安全性」とは、組織やチーム全体の成果に向けた、率直な意見、素朴な質問、そして違和感の指摘が、いつでも、誰もが気兼ねなく言えることです。
*人々が率直に話せる状況を作ることが、激しく変化し続ける時代における組織とチームの未来をつくるために、重要な仕事なのです。
*Googleのリサーチチームが見出したのは、真に重要なのは「誰がチ-ムのメンバーであるか」よりも「チームがどのように協力しているか」というたことでし。様々な協力の仕方がある中で圧倒的に重要なのが「心理的安全性」であり、心理的安全なチームは離職率が低く、収益性が高いと結論づけています。ビジネスだけでなく医療現場においても「心理的安全な医療チームはやり方への習熟が早く、手術の成功率が高い」という成果が示されている。
*危機の時代にこそ「心理的安全性」が必要
としてまとめ、実にわかりやすく説いてくれました。
私は、2つの講座(勉強会)に参加して、令和の時代に入って ― 特にコロナ禍によってー 時代が大きく加速的な変化を遂げていることを痛感し、この時代にこそ組織に展開できるアドラー心理学の出番だと痛感しました。
アドラーが100年前に主張した共同体感覚が、今の時代にこそさらなる発信力を伴って組織的な側面に採用・浸透しなければならないと考えています。
どうかお力を貸していただけませんか。
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