おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
「人間は、自分に向かって言われていることよりも、自分について他者が話し合っていることにより耳を傾けるものである」
これはルドルフ・ドライカースの弟子で、アドラー派の精神科医、バーナード・シャルマンの言葉です。
少し解説を加えると、自分に向かって言われると、身構えて主観的に話を聞くことが多いのですが、自分について他者が話し合っている場面に居続けると、客観的にゆとりを持って、しかも自分の話題なのでなおさら話を聞くことになることを語ったものです。
この技法は、アドラー派ならではのもので、オーソドックスなカウンセリングが1 対 1でカウンセラーとクライアントが相対するのに対して、カウンセラー 2人、クライアント 1人あるいは2人で展開するものです。
昨日は訪問カウンセリングで多重カウンセリングの類似技法を使ってきました。
詳しいことは書けませんが、「自分について他者が話し合っていることにより耳を傾けるものである」が確認できました。
現在ヒューマン・ギルドで発行している『アドラー心理学教科書』の前身の『実践カウンセリング ー 現代アドラー心理学の理論と技法』の「カウンセリング・トーク」の章には、このような技法がいくつかありました。
これらの技法 をアドラー・カウンセラー養成講座 でお伝えすることが多いです。
また、【カウンセリング&セラピーの理論と実践】(京都開催、7月24日(土)13:00~18:30、7月25日(日)10:00~ 17:00)でも技法のいくつかをご紹介します。
◆アドラー心理学を活かしてアドラー・カウンセラーを志望する方は、こちらをご覧ください。
↓
https://www.hgld.co.jp/utilized.html
(クリックして勇気づけを)
<お目休めコーナー>6月の花(23)