アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「2つのタイプの夢とどうつき合うか」シリーズの5回目です。
今回も寝ているときに見る「受け取る夢」のことをテーマにします。

今までのシリーズをご存じない方は、次の5つのブログに目を通しておいていただくか、「アドラー心理学による夢解釈講座」のカテゴリーをご覧いただくことをお勧めします。

2020年08月22日付けブログ この時期だからこその夢:最近見て忘れられない夢

2020年08月23日付けブログ 2つのタイプの夢とどうつき合うか:叶える夢と受け取る夢(1)

2020年08月24日付けブログ 2つのタイプの夢とどうつき合うか:叶える夢と受け取る夢(2)

2020年08月25日付けブログ 2つのタイプの夢とどうつき合うか:叶える夢と受け取る夢(3)

2020年08月26日付けブログ  2つのタイプの夢とどうつき合うか:叶える夢と受け取る夢(4)

今回は、一連の夢の最終シーンについてです。

<夢の内容>

シーン3:昼食時間になって、一緒に食事をしていた人の話が長引いたため、私は食器を洗うのに手間取り、研修開始時間に遅れるのが明らかになっていた。

この会社には「30秒ルール」の他に「マイセルフ・ルール」というのがあって、自分のことは自分でやることがルールになっている。
研修開始に遅れてしまうのも仕方がない、と開き直って食器を洗っている私だった。

ここでの私の思いは「場に対するイニシアティブを取っていない」という受動的な立場です。

おまけにあらかじめ知らされていなかった「マイセルフ・ルール」が登場して、以前から抱いていた「いい加減にしてくれ」というあきれた感情が強まります。

昼食時間前に「マイセルフ・ルール」を知らされていたら、食事中の、あまり有益とは思えない研修の事務局の方の会話を適当なところで止めていたことでしょう。

その人の無神経さに不快感を覚えていた記憶があります。

そして「マイセルフ・ルール」には従っていますが、「30秒ルール」を無視しています。

水道の水を流しながらまるで籠のような食器を洗っているのを鮮明に覚えています。

あれこれ一緒にはできないが、やるべきことは自分なりにやっている、と自己説得しているようです。

焦る気持ちはまったくなく、少しばかりふてくされたような思いがしていました。

現実の状況との関連では、またもや新型コロナウイルスに対する極端な反応に対しての私の一貫した姿勢を示しています。

この夢を見た10日くらい後にヒューマン・ギルドが地方で行う研修のその地のリーダー格の方が研修の見送りに関する打診があったのに対して、私が次のスタンスを示すことができました。

ヒューマン・ギルドでは、研修の取りやめは行っていません。
その理由は次のとおりです。
1.研修に参加してコロナに感染したという人が東京都内にはほとんど存在しない。
2.ヒューマン・ギルドでは、参加者にマスク、手洗い、消毒などをお願いし、研修の場でも3密を避け、換気にも極力配慮するなど対策を施している。

現在の申し込み者の大半が貴県内の方で「県をまたいでの参加」ではありません。
また、講師の2人は、千葉県在住の方で(経由はしますが)東京から行く人たちではありません。

そのようなことから、ヒューマン・ギルドの側から講座の取りやめを全く考えていませんが、貴県内の方の不安が強いならば「中止」(延期ではなく。来年になっても同じ状態が続くと判断しているため)とさせていただくのもやむをえません。

私のポリシーを裏付ける話が尾身茂先生(新型コロナウイルス感染症対策分科会会長)が『文藝春秋』9月号に『緊急事態「再宣言」はありうる』としてインタビューに答えていらっしゃいます。

この半年あまりの間で明らかになった疫学情報によれば、新型コロナの伝播が起きるのは、夜の街やライブハウス、小劇場など、基本的には密集、密着、密閉の「3密」プラス「大声」の状況下に集中しています。

これに対して新幹線や飛行機の中で感染したという例は、今のところ1件も報告がありません。


前回にも書いたように私は、新型コロナウイルスへの対応としてマスコミの報道を鵜呑みにして極端に自粛気味になって活動を制限する風潮に強い違和感を覚えているのです。

まとめとして『人生の意味の心理学』(A.アドラー著、岸見一郎著、アルテ)の第5章「夢」を参考にしてアドラーの夢の理論を登場させます。

人生の意味の心理学〈上〉―アドラー・セレクション
Alfred Adler,岸見 一郎
アルテ

 この本をもとにアドラーの夢の理論をごくごく簡素化してまとめると、次の3つのとおりです。

1.夢は、現在の現実の問題(注:直面するライフタスクのこと)とわれわれのライフスタイルの間の架け橋である。

2.すべての夢は、人が直面する特別の状況との関連で、ライフスタイルを強化することが必要であると感じている点を明らかにするので、夢の解釈は[固定的な象徴解釈が成り立たず]独自である。

3.夢で主として考察しなければならないのは、夢が後に残す気分・感情である。これが夢の目的である。


そろそろ終わりにしますが、アドラー心理学の夢の理論と実践法を学ぶと、夢からのメッセージをしっかりと受け取れ、自分なりの信念を強固にし、豊かな日常生活が過ごせるようになります。

そして、そのことは、あなたの実現したい夢の側面援助にもなるのです。

あなたも、夢からのメッセージをしっかりと受け取れるレッスンをしませんか?

アドラー派による「夢のワーク」講座 をオンライン開催します。
※ヒューマン・ギルドとアドラー心理学研究会(札幌、代表:佐髙葵月代氏)との共催企画

日  時:11月29日(日) 13:15~17:15  
受講料:11,000円(税込み、資料付き)、再受講5,500円(再受講は会員限定、税込み)

この講座に出ると、夢との楽しい付き合いができ、重要なメッセージを夢から受け取ることができます。

夢解釈にご関心をお持ちの方は、「アドラー心理学による夢解釈講座」のカテゴリーをご覧ください。

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