おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
『経営者を育てるアドラーの教え』(致知出版社、1,400円+税)が。本日いよいよ Amazon/書店で販売開始です。
予約販売期間中の2月13日にはAmazonの「ビジネス交渉・心理学」カテゴリで第1位、「総合」でも17位になっていたこともあります。


発売前からものすごい反響です。
私のフェイスブック でご存じのとおり、すでに読まれた方の評価は上々です。
今日は、この本に賭ける私の想いをお伝えします。
「あとがき」に書いた「この本に込めた私の想い」をコピペします。
私が大学1年生の2月、(ピーク時は、350人ほどの従業員を抱えていた)父の会社は倒産しました。
地方紙の第1面にも載った大型倒産でした。
債権者や従業員が自宅に押し寄せ、銀行に抵当に入れていた物件は家族とは縁が切れる姿を目の当たりにしました。
さらには大学2年生の学資に困る状況に接して経営破たんの悲惨さを痛いほど味わいました。
生活が一変したのです。
1日に3つのアルバイト(補注:工場労働者+家庭教師+夜警)をこなしていたこともあります。
幸い父の会社は、2年もしないうちに再建したのですが、ほどなく人手に渡ってしまいました。
リタイア後の父は、急に老け込んでしまいました。
従業員の幸せを願う経営こそが父の生きがいだったのかもしれません。
私には中小企業の経営を何とかしなければ、という思いが強まり、大学の卒業論文は中小企業の経営について書き、同時期に中小企業診断士の勉強を開始しました。
中小企業の経営こそが私の原点だったのです。
アドラー心理学の普及をしながらも原点意識は底流に流れていました。
ただ、アドラー心理学に浸りきると、その想いは薄らいでいました。
そのうちふと気づいたのは、アドラー心理学は「人間学」そのものの心理学だということです。
経営だけでなく学校や家庭などさまざまな現場・現実にとてもマッチしていました。
アドラー心理学が「人間知の心理学」と呼ばれるように、理論のための理論でなく、あくまで生身の人間を対象とした実践の学なのです。
空理空論とは無縁です。
どこかに忘れていたような思いがここ数年のうちに私の中に再燃しました。
経営者に必要な人間学と、この本の章を構成するアドラー心理学の示す価値観 ― 「尊敬(リスペクト)」「信頼(トラスト)」「共感(エンパシー)」「協力(コーポレーション)」― と理論を構成する目的論(「人間の行動には目的がある」との考え)などや、経営者のみならず従業員一人ひとりや組織に欠かせない「勇気づけ」をドッキングさせれば、経営者に重要な指針を与えることができるとひらめいたのです。こうして世の中に問うのがこの『経営者を育てるアドラーの教え』です。
あなたも私の想いを共有していただければとてもうれしいです。
ヒューマン・ギルドでは、昨夕配信のニュースレターで次の2つのキャンペーンを打ち出しております。
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