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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(2月5日)は、13:00~17:00に新潟県内の某金融機関の支店長33名(うち女性5人)を対象とした「勇気づけのリーダーシップ研修」を行っていました。

5~6人を6つのグループに分けて、研修の柱を次の6つのポイントとし、討議・演習(ロールプレイを含む)を交えながら展開しました。

(1)リーダーシップに勇気づけのスパイスを加えていること

(2)組織だけでなく家庭や個人生活にも変化がもたらされること

(3)勇気と希望のアドラー心理学が基盤となっていること

(4)スキル(生産性)とマインド(人間性)の共存

(5)恐怖や操作による支配の代替案の提供

(6)尊敬・共感・信頼に基礎づけられていること

特にメンバーのノリが良かったのは、私とYさん(部下役)によるデモンストレーションに続くグループ内のロールプレイと、セルフトークの演習(悪魔のささやき VS. 天使のささやき)でした。

この金融機関の支店長クラスの方々が意欲的かつかなり柔軟で、かつて行ったメガバンクの支店長クラスを上回るレベルでした。

ちなみに、メガバンクの支店長クラスは、ダメ出しの超達人ぞろいでしたが、この会社にはかなり勇気づけの素養のある方がいらっしゃいました。

私は、研修中に「恐怖から信頼へのシフトチェンジ」のスライドを映し出し、「3つの恐怖反応(3F)」として

FIGHT 戦う 
FLIGHT 逃げる
FREEZE 凍りつく (身動きが取れない)

の3つがあり、長期的な効果がないこと、さらには代わりに「相互尊敬・相互信頼」の対応を訴えました。

心理学の教科書では、FIGHT or  FLIGHT (戦うか逃げるか)と言われることがありますが、私はあえてFREEZE (凍りつく、身動きが取れない)を加えて、「蛇に睨まれたカエル」のたとえを用いています。

2020年2月1日付けブログ  恐怖によるモチベーションの効果/弊害は?(1) で書いたように、恐怖は自己保存欲求に不可欠な要素であり、短期的な効果があることは認めますが、長期的な効果は疑問です。

研修で恐怖に代わるモチベーションをしっかりお伝えし、勇気づけの対応を詳細にお伝えすると、それなりにご理解をいただけることを、某金融機関の支店長研修で確信しました。

私は、『経営者を育てるアドラーの教え』を株式会社 致知出版社 から出すことをきっかけに経営者の意識を変え、協力者も募って企業の変革に力を尽くします。

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