アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

こんな女性のクライアントがいました。

失恋した彼への思い絶ちがたく、彼と行った旅行先、訪れたレストラン、思い出の美術館を巡って、彼を忘れよう、忘れようと空しい努力を繰り返しているのでした。

私は、その人に彼とよりを戻したいのかどうか確認しました。
すると、彼はもうほかの女性と結婚してしまっていて、2人の関係を二度と戻せないことを告白して涙を流しました。

私は、カウンセリングの目標を彼を忘れることから、新しい恋人を獲得する方法に変更しました。

心理学の世界には、ウェグナーの白熊実験というのがあります。

 

 

 「今からしばらく白熊のことは決して考えないでいてください!」と「考えるな、考えるな」と否定を伴って命令されると、余計考えてしまう、という理論です。

実際に彼女に白熊のことを暗示しても、失った彼のことをイメージしてもらっても、見事に余計考えてしまう彼女でした。

ここで私が持ち出したのは「女の恋は上書き保存」2010年12月16日付けブログ)という言葉です。

女性は、新たな恋をすると、その前の男性の記憶の上に上書きするように、きっぱりと前の恋の記憶を消してしまうのだそうでう。

彼女に新たな心がときめく男性がいないかどうか尋ねると、職場の1年後輩にいるのがわかりました。しかも、彼からのアプローチもあるらしい。

私は、その彼との関係を進めることを提案しました。

やがて・・・・

彼女は新たな彼と恋人関係になり、ある日、幸せそうに、しかも昔の恋の面影をすっかり消してやって来ました。

「女の恋は上書き保存」の威力はすごい!

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第1回目 2月10日 
第2回目 2月11日 
第3回目 2月15日 
第4回目 2月21日 
第5回目 2月23日 
第6回目 2月27日 
第7回目 3月2日 
第8回目 3月3日
第9回目 3月6日
第10回目 3月15日

<お目休めコーナー> 3月の草花(15)


(西新宿保健センターの桜)

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