アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(11月22日)は、茨城日立情報サービス株式会社の「上級技師・主任研修」(2日間のうち1日半を担当)の半日分を8:40~12:00に行いました。

25人の受講者は、変革に関する「今の会社を辞めなさい!」で退職したシミュレーションのまま2日目を迎えましたが、課題は各部屋ごとにしっかりこなしていたようです。

昨日は、復職に向けての面接のシミュレーションを終えた後、「勇気づけのリーダーシップ」に入りました。

私は、昼食をいただいてから研修会場の久慈サンピア日立を辞去。オフィスに15:10に戻りました。


(久慈サンピア日立)

夜は、秋葉原の公益財団法人 東京都中小企業振興公社に。
東京中小企業診断協会東京支部主催の「知のホットコーナー」に参加。

18:30~20:30に林 文子横浜市長(元BMW東京の代表取締役社長、元ダイエー代表取締役会長兼CEO)の講演『おもてなしの心 ― 会社経営と自治体の経営を通じて』を聴くためでした。

私は、一番前列の、誰よりも林市長に近い場所に席を確保しました。

この内容が実に良かったです。今年聴いた講演では、間違いな満足度最高ランクになるでしょう。

印象に残った言葉をランダムに記すと、以下のとおりです。

1.横浜市は、林市長就任以来「窓口満足度調査」を行い、就任直後は60%であったが、つい最近は94.4%になった。市長が「市民の皆様はお客様」の意識を徹底したことが、優秀な職員によって実現された。

2.市長に就任してすぐ「おもてなしの行政サービス」をもとに「共感と信頼で歩む横浜市制」をスローガンにしたが、当初はまったく理解されなかった。

3.選挙で選ばれた市長は、とかく職員と溝ができてしまいがちであるが、自分の側から「おもてなしの心」で報告・連絡・相談を心がけ、職員により添い、愛情を示すことを心がけてきた。

4.行政で地道にやっていることがなかなか伝わらず、ポピュリズムが横行している状態を危惧している。対立点を見つけては叩くやり方はいかがなものか。職員を性悪説で語りたくない。自分は、事業計画が心に届かないようなことは避けたい。

5.「現場主義で生きてきた人間の勘」をもとに女性の視点と「行政はマネジメント」の発想で「待機児童ゼロ」を目標にし、2年間で1,552人を179人まで減らした。横浜市では区役所に「保育コンシェルジュ」を配置している。

その他、書ききれないほどたくさんのことを私は学んできました。

林市長の「おもてなしの心」は「勇気づけ」と根が一緒であることを確認できました。

<お目休めコーナー> 11月の花(5)

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