おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(11月1日)は、東京都瑞穂町に行き、ヒューマン・ギルドの プレミアム会員 の村上豊子さんにお世話になりました。
ご自宅にも伺いました。
(村上家の玄関で)
目的は、瑞穂町立瑞穂第5小学校での講演のためです。
ここには、高田さんとうちのカミさんも合流しました。
講演は、家庭教育研修会で
勇気づけによる子育て
と題して。
講演後、校長に校庭をご案内いたいだきました。
校庭には芝生が敷き詰められていました。
(校庭にて)
村上さんには、学校の近くの六道公園にもご案内いただきました。
夜は、あきる野市の燈々庵で会食。
感激の1日でした。
村上さん、本当にありがとうごじざいました。
さて、「勇気づけワークアウト」の理論的な柱の第4回目(最終回)です。
「勇気づけワークアウト」の理論的背景 ― アドラー心理学と勇気づけ
最後に、このワークアウトの基盤にある「アドラー心理学」と「勇気づけ」をご説明します。
アドラー心理学は、アルフレッ ド・アドラー(1870-1937)によって創られ、後継者たちによって今でも進化を遂げつつある心理学です。
多くの心理学では、人間の行動の原因を探り、人間を要素に分けて考え、環境の影響を免れることができない存在としてみなします。
アドラー心理学は、これら多くの心理学の対極にあります。大きな特徴は下記の3点です。
(1)精神的健康に役立つ心理学です。
問題行動は、病気や悩みが原因ではなく、適切な行動を学んでいないためであって、それを学べば、いつからでも軌道修正ができます。
(2)個人の主体性を尊重する心理学です。
自分を作ったのは自分自身です。自分を変えるのも自分自身です。「相手と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という考えで、自己の可能性を引き出します。
(3)人生や行動の目的を問う心理学です。
人間の行動や言動には必ず目的があります。失敗や悩みの原因を探るのではなく、目的に焦点を当て、未来に向けてできることを考えます。
アドラー心理学の特徴の中で、最も対人関係に影響があるのが、困難を克服する活力を与える「勇気づけ」です。
上記の特徴(1)~(3)が勇気づけにつながります。受講生の皆さんが自分自身を勇気づけ、その活力を他者への勇気づけとして展開していけば、職場も家庭も元気になり、その先には、この日本が勇気のある尊厳に満ちた国として、国際的なアイデンティティを発揮できるものと確信しております。
勇気づけワークアウトは、アドラー心理学の勇気づけの理論と実践にまたがる、しっかりとした心理学的な基盤を持っています。
4回にわたっておつき合いありがとうございました。
◆ヒューマン・ギルドでは、ELM勇気づけ講座の企業・自治体版として「勇気づけワークアウト」というプログラムを開発中で、無料公開セミナー を下記のとおり開催の予定です。
日程:11月14日(水)実施
午前の部 10:00~12:30 2.午後の部 14:00~16:30
会場:ヒューマン・ギルド研修室
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