◆自民党は、いつから「共産主義政党」に変わったのであろうか。自民党が作成した政治資金規正法改正案に「政治家の資金管理団体の不動産所有を禁止する」との規定を設けているという。とすれば、政治家の資金管理団体の事務所は、「賃貸」に限るということか。民主党の小沢一郎代表の不動産所有に恐れをなしての措置のようだが、日本国憲法の「第29条」(財産権の不可侵)に違反する危険がある。憲法違反云々する以前に、基本的に自由主義経済・資本主義社会に即してみると、大変可笑しな改正案である。
◆この改正案が成立した場合、小沢代表の身内個人か関係している株式会社が不動産をすべて買い取り、それを小沢代表の資金管理団体が、賃貸すれば、だれも文句のつけようがなくなる。もっと可笑しいのは、現行の政治資金規正法は、金銭信託、有価証券などの所有を認めているが、不動産所有は禁止しておきながら、金銭信託、有価証券などの所有を禁止しないのは、奇妙である。それも「その他の政治団体」について、何も禁止規定を設けようとしていないのも、「尻抜け」としか言いようがない。
◆小沢代表一人に戦々恐々とする暇があるなら、東京地検特捜部はじめ、全国各地の地方検察庁が、自民党と官界、業界との「官製談合」に厳しく捜査のメスを入れようとしていることに、もっと「恐怖心」を抱いて、個々の政治家が、「首を洗って待つ」方が先ではないか。「緑資源機構」をめぐる「談合事件捜査」は、まだ始まったばかりである。この事件は、全国に広がる事件であり、松岡利勝前農水相に連なる「大物政治家」にも及ぶ可能性を持った大事件である。
◆読売新聞の5月29日付け朝刊一面のコラム「編集手帳」が、次のような意味深な文章を書いている。「鎌倉時代の軍記物語『承久記』に、『官打』という言葉がでてくる。右大臣に昇進した源実朝に触れたくだりで、『官位が高くなり、不幸な目にあうこと』をいう」
「官打」というのは、本来、高貴な立場の人が、「殺したい相手」を武器を使わずに殺そうとするときに使う巧妙な手段とされている。わざと高い地位に就けて、苦労させて過労死させたり、政敵の手にかけさせて殺させたりするのである。
となれば、松岡前農水相をわざと「官打」にして葬り去ろうとした高貴な人物がいたことになる。恐ろしい世の中である。

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◆この改正案が成立した場合、小沢代表の身内個人か関係している株式会社が不動産をすべて買い取り、それを小沢代表の資金管理団体が、賃貸すれば、だれも文句のつけようがなくなる。もっと可笑しいのは、現行の政治資金規正法は、金銭信託、有価証券などの所有を認めているが、不動産所有は禁止しておきながら、金銭信託、有価証券などの所有を禁止しないのは、奇妙である。それも「その他の政治団体」について、何も禁止規定を設けようとしていないのも、「尻抜け」としか言いようがない。
◆小沢代表一人に戦々恐々とする暇があるなら、東京地検特捜部はじめ、全国各地の地方検察庁が、自民党と官界、業界との「官製談合」に厳しく捜査のメスを入れようとしていることに、もっと「恐怖心」を抱いて、個々の政治家が、「首を洗って待つ」方が先ではないか。「緑資源機構」をめぐる「談合事件捜査」は、まだ始まったばかりである。この事件は、全国に広がる事件であり、松岡利勝前農水相に連なる「大物政治家」にも及ぶ可能性を持った大事件である。
◆読売新聞の5月29日付け朝刊一面のコラム「編集手帳」が、次のような意味深な文章を書いている。「鎌倉時代の軍記物語『承久記』に、『官打』という言葉がでてくる。右大臣に昇進した源実朝に触れたくだりで、『官位が高くなり、不幸な目にあうこと』をいう」
「官打」というのは、本来、高貴な立場の人が、「殺したい相手」を武器を使わずに殺そうとするときに使う巧妙な手段とされている。わざと高い地位に就けて、苦労させて過労死させたり、政敵の手にかけさせて殺させたりするのである。
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