米副大統領、早ければ来月訪日へ イラク政策など協議(朝日新聞) - goo ニュース
◆弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂の米国チェィニー副大統領が来月、日本にやってくる。朝日新聞1月13日付夕刊が報じた。安倍首相に会い、イラクに対する新しい戦略について説明し、理解を求めるという。日米首脳会談が、未だに開かれていないのに、チェィニー副大統領が先に来日するというのは、余程困っているのであろう。
アメリカは、イラク戦争に事実上敗北している。イラク国内は、内戦状態にある。すでにベトナム戦争以上に泥沼化しており、米軍がこれ以上、イラクに留まることは、米軍の戦死者をさらに増やすことになりかねない。にもかかわらず、懲りもせず、さらに2万人を増派するというのであるから、ブッシュ大統領、チェィニー副大統領以下、もはや精神異常としか言いようがない。
◆安倍首相の最大の弱点は、武田信玄の軍師・山本勘助のような名軍師に恵まれていないことにある。その安倍首相は最近、どうも精神が正常でないのではないかと疑われている。防衛庁の省への昇格を契機に、自衛隊の海外派遣を恒久化する法律をつくろうとご執心である。最高指揮官としてヘルメットに重武装して戦場に赴く覚悟を持っているのであろうか。
地球上のどこにでも自衛隊を展開できるような道を開くのは、明らかに憲法違反である。もしもこの法案が国会に上程されて成立でもすれば、国民の側からは、裁判所に「違憲立法審査権」を行使してもらわねばならない。司法権、とりわけ最高裁判所は、これまでのように「高度な政治判断」とか「統治行為論」とか、法匪に特有の「屁理屈」を振り回して、責任を放棄することは許されない。
それはともかく、日本政治家や外交官に強く求められているのは、「兵学」である。それも「孫子の兵法」である。折りも折り、NHK大河ドラマ「風林火山」が、放映中であり、14日は、第2回目で、後に武田信玄の軍師となる主人公・山本勘助が、「故郷・三河」を去る場面である。
このドラマを見ながら、「敵を知り己を知らば百戦して危うからず」という有名な言葉を思い出し、現在の日本と照らし合わせてみるのも、一興である。
◆チェィニー副大統領は、アフガニスタン空爆からイラク戦争まで指導した事実上の張本人である。ハリバートンという石油会社のオーナーであり、アメリカの石油利権を握り、イラクにも工場を持っている。子分のラムズフェルド前国防長官に命じ、米軍を出動させたのである。イラク戦争は、石油・軍需・ゼネコンの3業界の利益追求を最大目的に行われたと言っても過言ではない。
日本は、名実ともにアメリカの属国として、「石油・天然ガス」の確保のためにも、アメリカが起こしたこの戦争に協力せざるを得ない立場にある。
しかし、いまや負け戦が、明々白々のこの戦争に、日本は、いつまでもグズグズと付き合っている暇はないのである。イラク派遣の航空自衛隊の輸送部隊を一気に引き上げるべきである。自衛官の貴重な生命を「一兵たりとも」危険に晒してはならないからである。戦死するのは、米軍兵士や韓国軍兵士で十分である。
◆ここは、日本政治家や外交官は、冷厳なマキャベリストに徹するべきである。安倍首相は、安易に「イエスマン」になってはならない。というのは、「ご案内のように」、チェィニー副大統領は、これまでブッシュ政権を支えてきたディビッド・ロックフェラー(チェィス・マンハッタン銀行会長、シティグループオーナー、エクソン・モービルオーナー、91歳)から見放されていると言われている。後釜の最有力候補者としてライス国務長官の名前さえ取りざたされている。
それだけに、安倍首相は、チェィニー副大統領の「足下」をしっかりと見定め、相手の弱味につけ込むべきである。まさに山本勘助に学び、「孫子の兵法」を活かす必要がある。
◆さらに付言するとすれば、民主党の小沢一郎代表は、安倍首相がチェィニー副大統領の言いなりになるようであれば、すかさず徹底追及していく絶好のチャンスがめぐってくる。
米軍の増派が火に油を注ぐ結果を招き、戦死者が続出するのは、いまやだれの目にも明らかである。航空自衛官から、「戦死者」がでる危険性が高まってきている。不幸にして
もしも自衛官から犠牲者が出れば、安倍政権は、アッと言う間に崩壊する。
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◆弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂の米国チェィニー副大統領が来月、日本にやってくる。朝日新聞1月13日付夕刊が報じた。安倍首相に会い、イラクに対する新しい戦略について説明し、理解を求めるという。日米首脳会談が、未だに開かれていないのに、チェィニー副大統領が先に来日するというのは、余程困っているのであろう。
アメリカは、イラク戦争に事実上敗北している。イラク国内は、内戦状態にある。すでにベトナム戦争以上に泥沼化しており、米軍がこれ以上、イラクに留まることは、米軍の戦死者をさらに増やすことになりかねない。にもかかわらず、懲りもせず、さらに2万人を増派するというのであるから、ブッシュ大統領、チェィニー副大統領以下、もはや精神異常としか言いようがない。
◆安倍首相の最大の弱点は、武田信玄の軍師・山本勘助のような名軍師に恵まれていないことにある。その安倍首相は最近、どうも精神が正常でないのではないかと疑われている。防衛庁の省への昇格を契機に、自衛隊の海外派遣を恒久化する法律をつくろうとご執心である。最高指揮官としてヘルメットに重武装して戦場に赴く覚悟を持っているのであろうか。
地球上のどこにでも自衛隊を展開できるような道を開くのは、明らかに憲法違反である。もしもこの法案が国会に上程されて成立でもすれば、国民の側からは、裁判所に「違憲立法審査権」を行使してもらわねばならない。司法権、とりわけ最高裁判所は、これまでのように「高度な政治判断」とか「統治行為論」とか、法匪に特有の「屁理屈」を振り回して、責任を放棄することは許されない。
それはともかく、日本政治家や外交官に強く求められているのは、「兵学」である。それも「孫子の兵法」である。折りも折り、NHK大河ドラマ「風林火山」が、放映中であり、14日は、第2回目で、後に武田信玄の軍師となる主人公・山本勘助が、「故郷・三河」を去る場面である。
このドラマを見ながら、「敵を知り己を知らば百戦して危うからず」という有名な言葉を思い出し、現在の日本と照らし合わせてみるのも、一興である。
◆チェィニー副大統領は、アフガニスタン空爆からイラク戦争まで指導した事実上の張本人である。ハリバートンという石油会社のオーナーであり、アメリカの石油利権を握り、イラクにも工場を持っている。子分のラムズフェルド前国防長官に命じ、米軍を出動させたのである。イラク戦争は、石油・軍需・ゼネコンの3業界の利益追求を最大目的に行われたと言っても過言ではない。
日本は、名実ともにアメリカの属国として、「石油・天然ガス」の確保のためにも、アメリカが起こしたこの戦争に協力せざるを得ない立場にある。
しかし、いまや負け戦が、明々白々のこの戦争に、日本は、いつまでもグズグズと付き合っている暇はないのである。イラク派遣の航空自衛隊の輸送部隊を一気に引き上げるべきである。自衛官の貴重な生命を「一兵たりとも」危険に晒してはならないからである。戦死するのは、米軍兵士や韓国軍兵士で十分である。
◆ここは、日本政治家や外交官は、冷厳なマキャベリストに徹するべきである。安倍首相は、安易に「イエスマン」になってはならない。というのは、「ご案内のように」、チェィニー副大統領は、これまでブッシュ政権を支えてきたディビッド・ロックフェラー(チェィス・マンハッタン銀行会長、シティグループオーナー、エクソン・モービルオーナー、91歳)から見放されていると言われている。後釜の最有力候補者としてライス国務長官の名前さえ取りざたされている。
それだけに、安倍首相は、チェィニー副大統領の「足下」をしっかりと見定め、相手の弱味につけ込むべきである。まさに山本勘助に学び、「孫子の兵法」を活かす必要がある。
◆さらに付言するとすれば、民主党の小沢一郎代表は、安倍首相がチェィニー副大統領の言いなりになるようであれば、すかさず徹底追及していく絶好のチャンスがめぐってくる。
米軍の増派が火に油を注ぐ結果を招き、戦死者が続出するのは、いまやだれの目にも明らかである。航空自衛官から、「戦死者」がでる危険性が高まってきている。不幸にして
もしも自衛官から犠牲者が出れば、安倍政権は、アッと言う間に崩壊する。
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オーナーっていうけど、チェイニーはハリバートンを支配できるだけの株を持っているんですかね?
>子分のラムズフェルド前国防長官に命じ、米軍を出動させたのである。
子分という言い方もしっくりこないですね。
おっしゃるとおり、たしかに国防長官は副大統領の部下になるんですが、
ふたりの歴史的な人的関係からいうと、ラムがチェイニーの親分筋じゃないですか?
すみませんね、揚げ足ばかり取って。
ああそれと、ブッシュと安倍を否定してばかりいるけど、それもどうかと思いますよ。
現在のイラク内戦混乱に至る結果はブッシュ政権の責任は重いだけど、じゃあ、あのままサダムフセインのような男を野放しにして置いてよかったんですかね?
ブッシュが世界の最強の男として、サダムフセインを打倒した事は素直に評価するべきではないでしょうか。
石油の為に戦争をしたという決め付けはどうでしょう。
あくまでも副次的な利益だと思いますが・・・
板垣先生が期待していらした「小沢一郎」や「田中真紀子」はいったい何をやってきましたか?
例の2人が拉致被害者やそのご家族の声に真剣に耳を傾けましたか?
他人の心の痛みを感じない田中真紀子や小沢一郎に政治家の資格はありませんし、ましてや総理の可能性などありません。
この両名の総理待望論が出ることはもはやないでしょう。
田中真紀子女史にいたっては精神の異常としかいいようがありません。次の選挙では息子を立てない限り田中家は「新潟5区の盟主」の座を失うでしょう。