辛亥革命100周年記念式典開催、「軍閥」・人民解放軍が今後、どう動くか注目される

2011年10月10日 22時28分00秒 | 政治
◆辛亥革命とは、孫文(1866年11月12日~ 1925年3月12日、中国生まれ・米国籍の政治家・革命家。初代中華民国臨時大総統)が1911年10月10日に起こした武昌起義に因んで、「双十革命」「ダブル・テン(Double Ten)」とも称される。民国革命のなかで辛亥革命は第一革命とされ、袁世凱に鎮圧された第二革命、さらには護国戦争が第三革命として続いてきた。孫文は、中華民国では、国父(国家の父)と呼ばれ、中華人民共和国でも「中国革命の父」、「近代革命先行者(近代革命の先人)」として、近年「国父」と呼ばれており、中台海峡両岸で尊敬されている。
 「辛亥革命100周年記念式典」で注目されたのは、7月に危篤、あるいは死去と報じられた江沢民前国家主席が姿を表したことである。
 江沢民は、いわゆる上海閥(上海市長を経験)の首領とされてきた。上海は、ロスチャイルドとディビッド・ロックフェラーの最大拠点である。
 中国共産党1党独裁北京政府は、その権力は、党の軍隊である中国人民解放軍によって担保されているので、これを掌握しなければ、政権は安定せず、国家主席や総書記ですら半ば名誉職と化していた。このため、党中央軍事委員会主席だった小平が最高実力者と見なされていた。それでも、小平は、警備しているはずの中国人民解放軍に厳重に監視されていた。小平の家族が、邸宅に出入りするのも自由にはいかず、中国人民解放軍にしばしば制止されることがあったという。
 しかし、江沢民が1993年3月に国家主席に就任して以来、最高指導者が総書記・国家主席・党中央軍事委員会主席を兼任して権力を一元化したことで、権力が強化された。こうしたことから、胡錦濤国家主席(2003年3月15日~)も、党中央軍事委員会主席に就任している。胡錦濤は、中国共産党青年団出身で北京派閥の首領だ。北京は、英国財閥ロスチャイルドと米国財閥ジョン・デビッドソン・ロックフェラー4世(ゴールドマン・サックス社のオーナー=現職の上院議員なので、株式の個人所有はできず、持ち株は、すべて自らの財団に寄託)の拠点だ。
 次期国家主席と目されている習近平国家副主席(上海閥、太子党=父・習仲勲は元国務院副総理)もまた、国家主席就任を前提に、中国共産党軍事委員会副主席(2010年10月26日就任)を務めている。このように人民解放軍を掌握することが、国家最高指導者として重要であるかを示している。なお、習近平のライバル、李克強副首相は、胡錦濤の直系である中国共産党青年団出身、北京派である。一説には、まだ習近平が、次期国家主席に決定しているわけではないという話もある。人民解放軍の動静も気になるところであるからだ。
◆だが、中国共産党人民解放軍は、あくまでも中華人民共和国建国に伴って健軍された「国軍」ではない。中国共産党の軍隊、いわゆる「私兵」にすぎない。これは、遡れば、中国全土で群雄割拠していた「軍閥」に由来しているものと思われる。
 中華人民共和国憲法93条には、中華人民共和国中央軍事委員会は全国の武力(武装力量)のリーダーであると規定しているものの、人民解放軍のみを国軍と規定する条文はない。中華人民共和国国防法22条は、中国の武装力量を構成するのは中国人民解放軍現役部隊と予備役部隊、中国人民武装警察部隊、民兵組成と規定され、中国人民解放軍現役部隊は、国家の常備軍であると規定されているという。
 中国人民解放軍は、陸軍、海軍、空軍、戦略ミサイル部隊(第二砲兵)、政治委員、兵種、 予備役、人武部、国防大学 、軍事科学院、 国防科技大学などによって構成。中国人民武装警察部隊、中華人民共和国民兵、駐特別行政区部隊、香港部隊、マカオ部隊、四総部(総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部)、七大軍区・三大艦隊(瀋陽軍区、 北京軍区、蘭州軍区、済南軍区、南京軍区、広州軍区、成都軍区・北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊)という編成だ。人民解放軍の兵士総兵力224万人、予備役約50万人、他に人民武装警察66万人。
 中国人民解放軍には、「自力更生」、すなわち、「国家などの公的予算に頼らず軍が自分で自分の食料や装備を調達する」システムが存在している。現在も一般人も利用でき、一般人向けの各種学校、食堂やクラブなど飲食店、射撃場など娯楽施設、病院、宿泊施設、食品加工や機器製造等の工場、農牧場、養殖場、炭鉱など鉱山、出版社などあらゆる企業、施設、設備を運営している。
 これは、七大軍区のトップが、言うなれば、「軍閥」と似たような勢力を持って、軍区を運営していることを意味している。まかり間違えば、群雄割拠しかねない要素を秘めている。それだけに、国家主席と言えども、人民解放軍を掌握するのは、容易ではない。
 中国人民による「市民革命」が起きて、「7つの連邦」に分割されるような事態が発生するような場合、人民解放軍が、果たしてどういう治安行動を取るかが、注目される。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
アフガニスタン駐留米軍の将兵10万人が撤退できず「全滅の危機」に、パキスタン軍・軍情報機関・ISIが、タリバンと武装勢力を陰で支援!

◆〔特別情報①〕
 パキスタン軍情報機関・ISIに詳しい情報筋によると、アフガニスタン駐留の米軍将兵約10万人が、タリバンをはじめとする武装勢力に退路を阻まれて、撤退できないまま孤立状態にあり、苦境に陥っている。万が一の場合は、10万人全滅という悲惨な結末を迎えることにもなりかねないという。

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もくじ

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第4章 自・社連合のキーマン・武村正義の危ない政治感覚
― ムーミン・パパのダーティ臭―
クリーンイメージの裏に漂うダーティな臭い

 武村正義は、昭和六十一年七月の衆参同日選挙に、自民党から衆議院選挙に立って当選し、安倍派に属した。
 リクルート疑獄事件の際、衆参一年生議員による「ユートピア政治研究会」を結成した。平成五年六月、自民党を離党し「新党さきがけ」を結成し、同年八月に発足した八党派による細川連立政権で、内閣官房長官に就任した。

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.135

第三章 ロシヤ革命と猶太

前回からの続き

 千九百十六年二月十四日紐育のイースト・サイド(ユダヤ細民居住地)内に於てロシヤ革命團隊の會議を開き、六十二名の正式代表が顔を合せた。 

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板垣英憲著
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ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより) 
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TBS「時事放談」になぜ「小沢裏切り者の偽善者」の石破茂と武村正義を登場させるのか!

2011年10月10日 03時13分00秒 | 政治
◆TBS早朝番組「事時放談」はまたもや、「事時放談」とは程遠い、インタビュー番組に終わってしまった。
 最悪だったのは、今回も自民党の石破前政調会長と、元さきがけ代表の武村正義元官房長官という、いずれも、「裏切り者」を登場させたことだ。
 司会者である御厨貴東大教授の見識が根本的に問われるところだ。
 「裏切り者」の言うことは、ひとえに「恨み事」である。
◆石破茂前政調会長は、新進党で小沢一郎元代表と行動を共にしていながら、新進党党首選挙で、羽田孜元首相に味方し、小沢一郎候補と敵対した。すると、小沢一郎元代表に電話しても出てもらえなくなったことを恨んでいるが、これは当たり前のことだろう。裏切り者と電話で何をしゃべろうというのか。そんな恨みごとを言うようでは、石破茂元政調会長は甘すぎる。敵は敵なのだ。これを恨んで、逆襲するというのは、あまりにも自己中心的すぎる。
 一方の武村正義元官房長官は、細川護煕首相の下で政権を支えていた小沢一郎元首相をはじめ、みんなを裏切り、政敵である竹下登元首相の手下であった橋本龍太郎元首相と密会を繰り返して、細川護煕政権を揺るがしていた。このことを知った小沢一郎元代表が、武村切りを命じた。これも小沢一郎元代表にとっては、「危機一発」であった。
◆それにしても、時事放談で、石破茂前政調会長と武村正義は、「悪事」を全く抜きにして、勝手気ままにいい加減に発言していた。多言を尽くしていたけれど、いつもの如く「くだらないこと」であった。
 石破茂政調会長は、「三権分立」についての小沢一郎元大費用の言葉のあげ足をさんざん取った挙句の果てに、「衆議院を早期に解散して、自民党に政権を渡せ」ということを言いたかったのであり、その他のことは何も言っていなかった。
 武村正義元官房長官にいたっては、「小沢さんは、もう70歳なのだから一刻も早く引退しろと提言したい」といつもの口ぐせをあきもせず繰り返していた。70歳を過ぎている政治家は、小沢一郎元代表だけではないので、極めて、偏った発言であった。70~80才までの政治家は、まだ多数健在であり、この論理で言えば、渡部恒三元衆院議長らもとっくの昔に引退すべきとなる。こうしたデリカシーを喪失しているのが、武村正義元官房長官である。
◆もっとダーティな事実をここで改めて明らかにしておこう。
 石破茂前政調会長は、防衛相のころの悪事が、ここに来て取り沙汰されている。
 F2戦闘機の製造を止める決定をしたことだ。今になって、その責任が問われてきている。とくに製造メーカーである三菱重工業が、石破前政調会長の責任を問題にし始めているのだ。このことは、詳しい情報が入り次第、「板垣英憲情報局」で記事にする予定だ。
 次に、武村正義元官房長官にも、現職衆議院時代のダーティな問題が盛んに取り上げられたことがある。小生の著書「自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた~欲で結びついた野合政権の醜怪な素顔」(ポケットブック刊)の中で述べているので、参照されたい。
「自・社連合のキーマン武村正義の危ない政治感覚―ムーミンパパのダーティ臭」が、それである。次の「小見出し」だけでも「武村正義」という人物の醜悪さが分かろうというものだ。
「クリーンイメージの武村正義蔵相がする、大胆な資金づくり」
「武村正義の危険な政治献金感覚」
「武村正義の原点と、田中角栄との接点」
「滋賀県知事時代にある疑惑の数々」
「クリーンなイメージの漂うダーティな臭い」
「近江使用人の発想を持った政治家が握った新しい利権」(※本日掲載予定)
といったところである。
 こんな偽善者を「時事放談」に登場させるとは、御厨貴東大教授の見識と政治感覚が問われる。もうこの司会者を止めさせなさい!と言いたい。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国基軸通貨「ドル」に代わる「アメロ」への変換は、一時中止になった

◆〔特別情報①〕
 読者のiniwa12様からのコメント
「いつも興味深く拝読しております。ところで、ロックフェラーの失脚により、先般のビルダーバーグ会議で決定したといわれるドルのアメロへの切替に関しては、どうなるのでしょうか?何か情報が入っていればご教示いただきたく」
 という質問がありました。以下、お答えします。

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第4章 自・社連合のキーマン・武村正義の危ない政治感覚
― ムーミン・パパのダーティ臭―
滋賀県知事時代にある疑惑の数々

 カネがらみの疑惑という点では、このほかにもまだある。滋賀県全県区から選出され、国政ばかりでなく、滋賀県知事時代からの武村官房長官の疑惑をライフワークとして追及し続けている瀬崎博義元衆議院議員(共産)によれば、武村正義が知事在任中の昭和五十七年ごろ、琵琶湖を走らせる水上バス問題をめぐる疑惑が浮かび上がった。

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第三章 ロシヤ革命と猶太

前回からの続き

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