参議院でも強行採決。国民の声は届きませんが、国民は…？

　特定秘密法後法案の参議院での審議は、今日の特別委員会で、突如与党側の審議打ち切り動議で、野党側の抗議の声を無視して強行採決されました。泊原発廃炉訴訟の会の原告団長の斉藤さんは、原発の警備に関連する事柄が特定秘密に当たり、原発に関するデータが出てこなくなる恐れがある。支持率が高いうちに成立させてしまおうという、安倍首相の横暴さが垣間見えると語っていましたし、自民党・石破幹事長のデモをテロと同一視するブログの書き込みに関して、「横暴な言動は巨大与党を許した市民にも責任がある」と語った記事もありました。
　北海道新聞の世論調査では、６５％が法案に反対し、今国会にこだわらず慎重に審議すべきは７０％に達しています。私はもちろん、反対だと声を大きく宣言していますが、国民の皆さんはどうなのでしょうか。世論調査で答えていただいた反対の方々の声、６５％だとどれだけの数になるでしょうか、その声が聞こえません。
　安倍首相は、政府は国民の反対の声も、不安の声も、慎重審議の声も全て無視して、今夜、特別委員会での強行採決を行いました。私たちは、もっと声を挙げなければなりません。自分たちの生活にも、ひいては自分たちの安全、生命に関わることになる問題です。今度はこんなことを書いていると、扇動の罪で、秘密ですからそれも明らかになりませんが、逮捕・拘束されかねませんね。
　今日、市議会の一般質問が開始され、２番バッターで、午前中に質問を行いました。この後発行する、市政ニュース「いたくら一幸のなるほど通信」で詳しくご報告いたします。写真は、昨日の廃酸を求める函館地区集会で、力を込めて力説する逢坂誠二さんです。気合いが入っていました。