過去最多を繰り返しても、新しい対策は何も無し。

　今日、国内でサル痘の感染者が確認されたと発表がありました。発症までの潜伏期間が１～２週間ありそうですから、その間の接触感染が気に掛かります。新型コロナと同じようにならないために、水際対策の強化や緊張を持った対応・対策の強化を行わなければなりません。
　新型コロナも連日、過去最高や前週を大幅に上回る状況が続いていますが、政府はこれといった対策を検討している風はありません。経済を止めない、経済を回しながら感染対策の基本的考えを変えるつもりがないからでしょうが、このまま感染者が増え続けていけば、プロ野球が試合中止にならざるを得ないように、逆に経済が回らなくなってしまいます。ＪＲ九州が特急を１００本以上運休にしたり、バスも間引き運行せざるを得なくなっているように、そのうち、各産業、各分野で感染の急拡大により人が足りなくなって動きが止まってしまうことにんるでしょう。
　政府は、いつものように、どうしようもないところまで来なければ対策に腰を上げることはないでしょう。私は最近、４回目の接種を行いましたが、そのことを聞いた知人が、「私は６０歳未満だが、３回目の接種から５ヶ月経ったら接種券が送られてくるのだろうか。できるだけ早く４回目の接種をしたい」と言っていました。
　残念ながら、政府は６０歳未満の４回目接種は考えていないと知ると、「感染は若い世代で多いのだから、６０歳未満の接種を早く進めるべきだ。政府は何をやっているのか」と怒りを表していました。本当にそのとおりだと思います。生産年齢世代に感染が広がることを考えると（実際に広がっていて、企業活動に支障がでている事業所や事業所内で不安な毎日を送っている人が多いと聞いています）、経済を止めないことはもちろんだと思いますが、このままで良いはずはありません。早期な対策に取り組むべきです。