いたちゃんの『なるほど通信』

函館市議会議員・板倉一幸が市政とまちの「なるほど」をお伝えしていきます。

市内全域を見ながら、改めて被災地の惨状に心が締め付けられます。

2011-03-16 23:20:41 | Weblog
 東日本大震災の惨状が、連日報道され、その実状が明らかになるにつれ、余りの惨さに言葉にならない日が続いています。
 ブログも、何かを書く時には、避けて通れない大震災のこの惨状を言葉にすることができずにいるうちに時間だけが過ぎていきます。
 今日、市内の郵便局の皆さんの状況をお聞きするために、合併前の旧函館市だけではなく、南茅部、椴法華、恵山、戸井の各地区を回ってきました。これらの地区は、漁業を基幹産業として、海沿いに集落が続きます。
 写真は南茅部地区の木直漁港ですが、これら一帯は昆布やホタテの養殖施設に被害があったものの、津波が人的被害を及ぼすことはありませんでした。
 今日も、南茅部臼尻地区では漁港を越えて国道まで海水が押し寄せたと聞きましたが、他の地区では潮位の変化はあったものの、大きな影響はなかったとお聞ききしました。
 連日の報道を見聞きしながら、平成5年の北海道南西沖の大地震を思い出しました。衆議院選挙の真っ最中の日曜日の夜でした。選挙事務所での食事が終わった夜に、大きな揺れに見舞われるとともに停電となり、選挙カーの安否とともに、地震の被害を受けた奥尻島の状況がどうなのか心配でした。
 翌日からの報道で、その悲惨が状況が日増しに明らかになり、今と同じように胸を締め付けられる日々が続きました。
 その時は、鉢呂吉雄衆議院議員の秘書でしたが、選挙期間中でもあり、また直後は島に渡る手段が制限されていましたから、選挙が終わり鉢呂吉雄衆議院議員の当選が決まった翌日に奥尻島に渡り、現地の調査と視察を行いました。
 この震災も、地震の直接的被害よりも、津波の大きさにより、島の殆どと、対岸の檜山地区の貴重な人命、財産を奪いました。その悲惨さは目を覆うばかりでした。
 今回の東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、安否が分からない皆様、行方不明になっておられる皆様が無事にお帰りできますようお祈りし、被害に遭われた皆様には一日も早い復興をお祈り申し上げます。
 買い占め、買いだめなどの報道がありますが、そうした行動が混乱に拍車を掛けることに繋がり、被災地の皆さんの復興を妨げることになるのですから、絶対に止めてほしいものです。
 私たちもできることをやろうということで、選挙事務所の看板の照明を消したり、燃料の節約を図っています。また、北海道の統一地方選挙は予定どおり実施されることになりますが、選挙カーでの遊説などをできる限り自粛してはどうかと提案しようと思います。
 明日は、今日よりよい一日でありますことを祈ります。
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