西国では養和の飢饉があり、平家軍も兵糧の調達には
さぞかし苦労したでしょうね
実は、平家軍は戦わずして退いたと言う説もあります
富士川に陣を敷いた時には4000位の兵力しかなかった
とも…
逃亡した兵士も数多くいたと言われていますので、立
て直しを図るしかなかったのかも知れません。
西国ほどでないにしろ東国も似た様なもの。
頼朝軍が富士川の戦いの後、平家を追討し都に攻め上
らなかった原因がその辺りにありそうです
大きな戦になればなるほど兵站の確保が重要
兵站が整わなければ戦は出来ません。
頼朝軍がそのまま突き進めば富士川での平家軍の二の
舞になりかねなかったのです
そういう意味では鎌倉に戻るしか選択肢はなかったの
かも知れませんね。
鎌倉に戻った頼朝軍は佐竹氏討伐を起こします
佐竹氏は源氏ですが、平家に従っていたので背後を突
かれる可能性が有るため除かなければなりません
ドラマでは…
上総広常が穏便に話を付けようと単身乗り込みます
「俺が切られたらそれを口実に攻めろ。」と義時に言
い残し颯爽と向かう迄は良かったのですが…
久し振りに会った佐竹義正の「お前、老けたな~。」
の一言にぶち切れ
あろうことか義政を一刀両断に…
「こいつがつまらない事を言うから。」と振り向き様
に言い訳していたのには笑ってしまいました
義政が地雷を踏んでしまったと言う事なのでしょうか?
広常はよほど自分の容姿を気にしていたのでしょうか
ね?
結局、佐竹軍は籠城し両軍の睨み合いが続く事に。
攻め倦む頼朝軍ですが、何とか膠着状態を打破したい
ものの良策が見当たりません
そんな時、偵察に行っていた和田義盛が捕まえたヒヨ
ドリが…
もしかして鵯越の前倒しが行われるの~~と思いきや
上総広常の調略により佐竹軍が後退。
何とか乗り切りましたね
実はこのヒヨドリ、ツグミだったとの落ちまでついて
いましたよね。
三谷幸喜ならではコメディー風大河とドラマといった
感じでしょうか?
ところで
佐竹氏ですが、踏まれても踏まれても這い上がって来
る不思議な集団です
滅亡して歴史から消え去ってもおかしくない様な事が
度度っても不思議と復活
領地替えも乗り越え幕末まで生き長らえるのですから、
その生命力には驚かされます