ようやく届いた信繁からの手紙
「上洛すれば大名にしてやるとの秀吉からの伝言が!!」
さぞかし喜ぶと思ったら「大名の座は力で勝ち取るものだ!!」
と駄々を捏ねる昌幸
その昌幸を必死で説得する信幸
三者三様の親子模様ですね
ようやく上洛した昌幸の前にもう一人の身内…阿国の一座に
いた姉の松。
すっかり記憶を無くしています
何とか記憶を取り戻させようと必死に昔話を始める親子です
が、中々上手くいきません
てっきり松の夫・小山田茂誠との再会で記憶を取り戻すものだ
とばかり思っていましたが、まさか!!きりの足だったとは
流石、三谷脚本です。
ところで
昌幸が上洛出来なかった一番の原因は北条です。
沼田城に固執する北条は沼田城を再三攻めています
守っていたのは昌幸の叔父・矢沢頼綱。
昌幸とすれば沼田城へ援軍を出したいところですが、徳川
の動きも気になり中々援軍を送る事が出来ません
信濃の豪族小笠原や木曾は既に上洛していますが、臨戦態
勢のさなか昌幸が戦場を離れる事など有り得ません。
ドラマでは昌幸の遺志で上洛を先延ばしにしたかの様な描
かれ方でしたが、昌幸は上洛しなかったのではなく出来な
かったのです
表面上秀吉は昌幸に対し激怒したと言われていますが、本心
は違うところにあったのでしょうね。
家康は一旦は許可された真田攻めの梯子を外され、昌幸は家
康上洛の餌に使われただけ
翌年、秀吉は建前上昌幸に恩赦を与え上洛を促しています。
全て秀吉の筋書き通り、結局、昌幸も家康も秀吉に利用され
ただけの様ですね