弾圧すればするほど抑圧が反抗心となり内に溢れてくるのです
表向き従っているように見えても実のところ…
清盛の子・徳子が高倉天皇の中宮となり後に安徳天皇が生まれ
ますが、清盛は天皇の外祖父として権力を振るおうとします。
権力の頂点を極めた清盛ですが、その栄華も長くは続きません
国の半分を平家が押さえ殿上人も数十人ともなれば流石に元権
力者達も黙ってはいませんよね
おそらく頼盛をはじめ平家の中にも不満分子はいた筈です
権力とは内から崩れていくものなのかも知れません。
兎丸は架空の人物ですが、内部崩壊の象徴として見ればピッタリ
のはまり役なのかも…
「お前のやってることは悪や。悪と悪がひっくり返っても、また悪が
てっぺんに登るだけや。お前の国造りは、盗賊がモノ盗むんとおん
なじや」と清盛を悪だと断言する兎丸
院政を行っている後白河法皇に替り清盛が院政擬きを行おうとして
いるだけでは何も変わりません
兎丸とって権力を握る事が悪ではなくその権力の使い方が問題だと
言いたいのでしょうか??
悪(後白河)が悪(清盛)に替わっただけでは世の中何も変わらないと
言う事なのでしょうね
清盛の目指す国造りとはいったい何なのでしょうか??
貿易による豊かな国造りを目指していたとばかり思っていたのですが、
王家や摂関家を自分の前に跪かせたかっただけだったとは驚きです
いつから清盛は心変わりしたのでしょうか??
兎丸の方がよほど筋が通っています
清盛を諭す盛国に対しても「分かるまい、お前にも兎丸にも誰にも。」
とは…
はっきり言って誰にも分かる筈がありません
清盛にとって天皇や上皇よりももっと強い権力を手に入れる事が最終
目的だったのでしょうか??
兎丸が亡くなってから「兎丸の志こそが新しい泊の礎じゃ」とは全く意味
不明。
亡くなった兎丸がうかばれません
何おか言わんやですね。
権力を得れば得るほど志も人格も変わるものだと言う事を言いたいので
あれば分からなくもないのですが