函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

平清盛、対照的な子ですね!!

2012-03-05 | 歴史

平家に生まれた清太と王家に生まれた躰仁親王

対照的でしたね。

望まれて生まれてきた清太と災いの種となる

仁親王。

絶対権力を握っていた王家に生まれた躰仁親王

ですが、もし?平家の子として生まれていれば

その誕生を皆に祝福されていたのでしょうね

後に権力を握る平家ですが、ここまで醜い相続

争いはしません。

やはりもののけの血のなせる業なのでしょうか

 

 後の後白河天皇・雅仁親王が登場しましたね。

当時の年齢が11歳くらいな筈なので少し違和感

を覚えますが、篤姫の時と違い松田翔太の演技

に深みが増したようです

本一の大天狗と頼朝から称された後白河なの

でキャストを見た時には松田・後白河には少し

荷が重すぎると思っていましたが、中々のもの

清盛や平家一門、木曽義仲、源義経、源頼朝な

どを翻弄し時には幽閉までされても復活するし

ぶとい権力者を演じる松田・後白河の今後が楽

しみです 

ところで

いつの間にか摂関家の長が頼長になった感じが

しますね。

少し早すぎる気がしますし忠通の影が薄過ぎる

ような…

弟であり養子でもある頼長との権力闘争がもう

少しで始まりそうです

父の忠実が弟・頼長を溺愛するあまり関白を譲

るように圧力をかけたと言われていますが、実

際は男子に恵まれない忠通が頼長を養子迎えた

と言うのが真相のようですね

不思議な事に忠通には40歳過ぎから続々男子が

生まれるのですから分からないものです

実子が出来ればあとを継がせたいと思うのはい

つの時代も同じ。

揉め事の種ははいつも後継者争いですね

実子がいなければ誰を後継者にするか争いにな

るし、いればいたで子供同士での争いが起こり

ます

権力者の家に生まれた宿命なのでしょうか??

忠通は保元・平治の乱を生き延び、37年もの長

きにわたり摂政・関白を続けます。

運が良いのか?実力があったのか?何とも不思

議な人物です??

言えるのは凡庸な人物ではなかったと言う事で

しょうか。

忠通の末裔が摂政・関白を独占する五摂家とな

り明治までつづくのですから人の運とは何とも…

 

忠通は詩歌や書法でも名を残した芸術家です

特に書では法性寺流という一家を起こすのです

から芸術家としても一級品ですね

論議の分かれるところかも知れませんが、政治

と芸術に長じた忠通、優れた才に恵まれた人物

だったのは間違いないようです

ちなみに

歴史書・愚管抄の著者・慈円は忠通の11男と言

われています。

40歳まで男子が生まれなかった忠通に10人以上

も男子が誕生したのですから驚きですね

もし早めに男子が誕生していれば忠実・忠通・

頼長3人の関係も全く別なものになっていた筈で

保元の乱も起きなかったでしょうね

摂関家の次男として生まれた頼長も一生を全う

出来たかも知れません。

もう少し早く実子が出来ていれば…

何とも皮肉なものです…

 

 

 

コメント
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