80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

【参考資料】ヘッドライトレンズ・ケースの品番と寸法一覧(KSモデル)

2018-02-06 18:42:36 | 参考資料
KSモデルが発売しているヘッドライト用レンズと、レンズ付ケースの品番・寸法対照表を作ってみました。
コメント欄でご質問があったのがきっかけですが、もともと自分で作る際にいつもイチから調べ直していて面倒だなぁと感じていたので、今後のことも考えていちどまとめておこうかと思った次第。



レンズの直径はMODELS IMONのサイトなどを参考にしていますが、ライトケースの内径と外径は独自に測ったものです。チープな三角定規で測っていますので「約」となっています。あくまで目安とお考えいただき、購入は自己責任でお願いします。



タイプAの現物が手元になく内径、外径がわかりません。お持ちの方がいらっしゃったら教えていただけると嬉しいです。

また、レンズ単体ではG、Hというパーツがありますが、該当するライトケースは出ていないようです。
それにしても直径1.7mm(実物換算136mm)の「G」って何なんでしょう。ほとんどテールライトに近い大きさです。昨今のハロゲンヘッドランプ用かな??


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ダイヤペット『三菱ふそう国鉄ワンマンバス』

2018-02-06 02:12:43 | バス事業部
久しぶりにバスネタいきます。

先週土曜日、昼食ついでに中野駅北口にある『ブロードウェイ』をぶらついてみました。今や秋葉原と並ぶヲタクの聖地ですね。中古鉄道模型屋を2軒ほどのぞき、とりたてて欲しいものもなかったので帰ろうとした矢先のこと、中古ミニカー屋のショーウィンドウに激しく惹きつけられるバスが並んでいたので速攻で確保してきました。

ヨネザワのダイヤペット“ACE”(エース)シリーズ『三菱ふそう国鉄ワンマンバス』(コードNo.14-0268)であります。顔つき、塗装、行先(東京駅)どれをとっても東名ハイウェイバスを模しているとしか思えないのになんと“3ドア”です。おもちゃとはいえ、これはかなり強引な設定。調べてみると同じ車体で塗装が都バス(美濃部色&現行色)もあるようですが、都バスにもこんな“バス窓”の3ドア車はありませんでしたね~。




ドアが開きます。このモデルのウリといってもよいでしょう。




後方からのフォルム。おもちゃとはいえ、ディーティールをつぶさに観察してみるとなかなか良く出来ています。エンジンルームの「網」やテールランプはシールに印刷したものですけど。。




国鉄バスや都バスに化けていますがプロトタイプはズバリこれでしょう。京王バスがまだ京王帝都だった頃に在籍した『三菱ふそうB800N(三菱ボディ)』。ホイールベース5.7m、全長11m超級は路線バスとしてはかなり大きいサイズです。赤白クリームの旧塗装が懐かしいですね。

(桜ケ丘営業所所属J3184号車 1980年3月,聖蹟桜ヶ丘駅前にて)



通称B8(ビーハチ)と呼ばれたこの車はかなり大量に導入され、相模原線開通前の多摩ニュータウン輸送に威力を発揮したほか、区部にも配属されて新宿や渋谷に顔を出していました。少し時代が下がってボディが近代化されるとこうなります。バス窓がサッシ窓に代わりましたが基本の窓割は一緒。新製時から簡易塗装で登場したはずです。

(桜ケ丘営業所所属J3236号車 1978年9月,桜ケ丘営業所にて ※許可を得て撮影)



リヤスタイルの実車比較。窓上のヒサシはもっと張り出していいかなー。でもよく特徴をとらえていると思います。




B8はエンジンが独特でした。それまでの直列6気筒をやめ、V型6気筒の6DC2という200馬力エンジンを積んだのです。アイドリング時はエンストするかと思うくらい悠長にタタン、タタンと回り、いざ吹けあがるとドゥルルルル~というV型エンジンならではの爆音を奏でました。シリンダのボア径がストロークより大きいオーバースクエアタイプで、本来は観光バスなどの高速運転向きのエンジンなのですが、V型にすることでコンパクトになるため、路線バスにも用いられたのでしょう。三菱ふそうのリヤエンジンバスは“ひな壇”と呼ばれるエンジンルームのデッドスペースが大きいのが特徴でしたが、このB8系ではそれもぐっと小さくなりました。直結冷房が登場するのはもっと後で、パワーよりも収容力が求められた時代なのだと思います。


京王バスには付いていませんでしたが、会社によってはリアに「B8」エンブレムを取り付けていました。これカッコよかったなー。。

(京急バスM5121号車(三菱ふそうB800M(呉羽ボディ))のB8エンブレム ※大森営業所にて許可を得て撮影)



さて、このミニカー。海外サイトなどをみると5,000円、1万円etc.で取り引きされているようですが、コレクションもトレードも興味ない管理人としては、もはや頭にあるのはいかに“京王バスに戻すか”だけ。しばらくは楽しく妄想することにしよう♪



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東急5200系の製作(5)ライトケースと通風器

2018-02-05 01:23:36 | 私鉄電車
引き続き屋根まわりを作っていきます。

ヘッドライトケースはKSモデルのNo.981(キハ20、55系、80系等用)を使います。φ3砲弾型LEDがそのまま入ります。セメダインスーパーXクリアで根元をシーリングののち黒塗料を塗って遮光しておきます。




オデコの溝に落とし込んで接着し、隙間はペーパー片を被せて塞ぎます。




車内側はこんな感じ。乗務員室仕切板の中央に開けておいた穴からLEDの足を引き出しています。




オデコまわりを粗めの耐水ペーパーでざっと整形し、サーフェーサーをひと吹きしました。




雨樋はt0.3ペーパーを0.5mm幅に切り出したものを瞬着で接着。前端部の横方向は、オデコの本格整形が終わってから貼り付けます。




5200系の換気装置は送風ファンが採用され、その上に大型のカバーが載った独特の屋根スタイルになっています。いわばモニター屋根が寸断されたような形になっているので、阪急2000系と同じ手法でモニター屋根を作り、1個ずつカットして前後カバーを付け、それぞれの場所に貼るという方法が考えられます。しかしルーバーとなるプラ波板をうまく「ハ」の字に配置し、下面が屋根に密着するように仕上げるのが結構たいへんなので、今回はルーバーも含めてすべてペーパーで1個ずつスクラッチすることにしました。


まず通風器カバーの位置を屋根にケガきます。続いてルーバーの1段目となる紙片を左右に貼り、それをガイドにして、三日月状に切り出した前後カバーを貼ります。モニター屋根と違い、この通風器カバーは上面も屋根と同じRになっているようです。厳密にいえばカバーの高さ(約1.5mm)分だけ大きいRになるはずですが、誤差の範囲なので、上下ともR=50mmの円定規を使ってサクサク切り出しました。




続いてルーバーの2段目と3段目を、前後カバーの傾斜に合わせてややずらしながら重ねて貼ります。




最後に上のカバーを載せて出来上がり。ふつうはレジンキャストとか3Dプリンタで量産すべきアイテムですが、あいにく材料も機材もないので、ちまちまとスクラッチすることにします。余談ですがこの通風器カバー、ご多聞にもれず形式図に描かれたものは大きさも配置もめちゃくちゃなので、実車写真とカツミさんのサイトにあった図面をもとに大きさと配置を決めました。それでもパンタ下など実車のイメージと合わない部分があったので、そこは実車に合うように数字をいじってあります。




本日現在の姿。だいぶ形になってきました。次は床下の製作に入っていきますが、予想ではこちらもスクラッチ品が多くなりそうです。




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東急5200系の製作(4)前面の組み立て

2018-02-04 02:04:14 | 私鉄電車
引き続き前面を作っていきます。

下部パーツはモックアップの経験をもとに平行四辺形を左右組み合わせた形に切り出します。厳密には左右よりも中央が少しだけ高いので完全な平行四辺形ではありませんが・・・。この「少しだけ」は頑張れば計算でも出せますが、メンドウなので、トライ&エラーで何度か作りなおし、最終的に下辺は0.5mm、上辺は1mm中央が持ち上がるようにしました。テールライトがとんでもないところにあります。(笑)




そしてこちらが上半分。窓幅は形式図によると1,000mm(模型寸法12.5mm)となっていますが、それで作るとなぜか実車よりも横長の窓になってしまうので11.5mmとしました。アート紙を貼って内側をくり抜きHゴムを表現しています。しかし、そもそもHゴム窓の寸法ってどこを差しているのかいまだによく分かりませんね。まさに窓として機能するHゴムの内寸なのか、はたまた、窓をはめる前の鋼体の内寸なのか???




骨組を作っておいた車体にそれぞれのパーツを貼り付け湘南顔に仕立てます。ちょっと合わせ目が飛び出してるけど補修でなんとかなるでしょう。とりあえず難関はクリア。




横から見た感じもグッド。




真正面から見た感じもグッド。窓はもう気持ち大きくてもよかったかな~。コルゲートは車体完成後に貼ることにしています。テールライトの台座が3次元の微妙な形をしているため、コルゲートが先にあると、整形作業が非常にやりにくくなると予想されるためです。




オデコの丸屋根が長いのでライトケースのお尻が空いてしまいました。LEDをあらかじめ仕込んでからパテ埋めですかね。。




仮に台車を履かせてみます。台車は日光のTS316(通称伊豆急用)のブレーキシューを切り取ったもので、初代京王5000系(廃車済み)が履いていたものの再利用です。実車のTS301の親戚なので割と似ています。一番の違いはホイールベースでTS301は2,400mm(模型寸法30mm)もあります。対してこちらは26mmで、4mmも違うと実車のどっしりとした下回りの雰囲気とは若干違ってきますが、そもそも5200系を作ることにした理由のひとつが4両分あるTS316の再利用なので、もう少し整形してなんとか近付けたいと思います。





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東急5200系の製作(3)車体の箱組み

2018-02-03 01:40:23 | 私鉄電車
デハ5200を箱にしていきます。連結面はいいとして顔の方がまだできていないので、代わりに乗務員室仕切りを使って立体にしていくことにします。

この車の・・・というか青ガエル5000系も同じだと思うのですが、乗務員仕切りの窓配置は妻面のそれをコピーしているように見えます。Satokawaさんにアップしていただいた投稿の写真をみると、中央に場違いな大窓があって、左の窓と右のドアはそれと不釣り合いなほどスリムです。これはどうみても連結面の完コピ。なので模型の方も余っている妻板をそのまま使って仕切板にしました。




車体断面が「くの字」なので、乗務員ドアの落とし込み窓にはこんなテーパーがついています。車体を箱にしてからだと手が届きにくいので先に下ごしらえしておきます。




そして妻板と乗務員室仕切りを接着。屋根肩が角折れしてしまう問題は、雨樋ラインの下あたりにもう一段曲げを加えたうえで、屋根肩全体を指で曲げ直して、なんとか見られる状態になりました。ステンレス車体の“継ぎはぎ感”を出すため、わざと妻板を奥まった位置に接着しています。コルゲートは後付けします。




妻面のコルゲートを後付けにしたのは、箱に組む段階で力が加わってコルゲートが潰れてしまうのを防ぐためです。ただ、やってみた感じではそれほど気にする必要はないようなので、量産品(笑)からは側面と同じく、事前にコルゲートを押し出しておくことにして、新たに型紙を作り直しました。ついでに貫通路の幅をスケールどおりの16.25mmから15mmに狭めてあります。エコーの『私鉄用幌』は14mmか15mmの2種類しかなかったので。。




車体が箱になってひと安心。さてどうやってお顔を作ろうかと思いつつ眺めていると、なんか「コレじゃない」感がプンプン。なんとオデコの“絞り”の開始位置を間違えていました。これじゃ絶壁顔になってしまう。。線が引いてある場所で切断します。




前面はユニット化せず、この状態から順に組み上げていくことにします。ユニット化して別組みしてもぴったり合わせられる自信がないので(汗)。それにしても面倒な顔だ~。モックアップでだいたいの見当はついているものの気が重い。。反対側の先頭車は平妻じゃだめ?湯たんぽの平面ガエル・・・。あぁ想像しただけで寝られなくなっちゃう。やめとこ・・・




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