80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

富士急行モハ3100形の製作・その2

2016-10-02 01:52:53 | 私鉄電車
こんばんは。10月に入りました。今年も残すところ3ヶ月。早いですなぁ。。


さて、工場の方は引き続き浮気物件の製作が続いています。連結面妻板を作りますが、この車両はセミクロスシート車のくせして広幅・両開きドア付きの貫通路をもっています。冬季の冷え込みが厳しい土地柄にしては珍しい構造ですが、団体貸切列車などの利用も想定していたということなので、扉を開け放して2両が一体的な空間になるように配慮されていたのかも知れません。模型の方は少しラクをすることにして、エコーの両開きドアを使うことにしました。




貼り合わせるとこんな感じです。貫通路の幅は1,500mmで、1,600mm用のドアは両側が少し窮屈になりますが、連結面であまり目立つ場所ではないのでこれでよしとしました。




前面がまだ着手できていないので、前部デッキの仕切り壁と連結面妻板を使って車体を箱にしていきます。




無事箱になりました。ちなみに今回は、車体と前面ユニットとの接合部は乗務員ドアの中間部としています。ドアの前後どちらかで接ぐとドア上部のRがきれいに出ないのでこうしてみました。




連結面からみたところです。実車の車体コーナー部はかなり大きなRがついているため、この後の研磨段階で削り込んでいくことにします。この準備として、接合部の裏側にはボンドをたっぷりと盛ってあります。




さて、前回の記事でも取り上げましたが、この電車はNB-1という軸梁式の極めて特殊な台車を履いています。ホイールベースは2,100mm(1/80で26mm)です。かなりこじつけですが、市販台車でイメージが比較的似ているのは下の写真のTS310とTR53ではないかと思います。
TS310は京急旧1000形用でWBはNB-1と同じ。なにより軸箱周辺の造りがNB-1と似ていて、そのまま使ってもよいくらいなのですが、決定的に違うのがブレーキシリンダーです。以前に営団銀座線を作った時は、FS23に似せるためこのブレーキシリンダーを削り取ったのですが大変でした。細かいところでは揺れ枕釣りが台車枠の内側にあるのも相違点です。
TR53はオシ17用のシュリーレン式台車で、細身ながら縦補剛材の入った台車枠のイメージが似ています。何よりブレキーシリンダーがないのがポイントですが、軸箱周辺は少し形を整えてやる必要があります。また、この台車はホイールベースが長く2,300mm(1/80で28.5mm)もあるほか、ピボット軸受しかないので、動力化する場合はプレーン軸のメタルに入れ替える必要があります。




このように一長一短ある台車ですが、やはりブレーキシリンダーを削り取る手間(+台車枠をそれらしく整形する手間)を考えるとTS310はハードルが高いので、長いホイールベースには目をつむり、軸箱まわりはなんとか整形し、軸受メタルをプレーンに打ち替える方を選択しTR53を購入しました。最悪、軸受メタルの打ち替えだけで済ますかも知れませんが・・・。(^^;





よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昭和31年製の私鉄高性能電... | トップ | TOMIXクモニ83-0到着 »

コメントを投稿

私鉄電車」カテゴリの最新記事