PLUMの209系からE231系800番台(メトロ東西線乗り入れ車)を作る話。試しにサハを1両試作してみたところ何とかイケそうな気がしてきたので南武線ナハ32編成は撤回し、こちらへ完全移行することにしました。
模型の前に実物の話を少々。床下機器の情報が不十分なので、本日早朝より三鷹車両センターの周りをうろついて情報収集してきました。現場へ着くと、K3編成に続いて先ごろ機器更新工事を受けたK1編成に火が入っていたので、いよいよ営業運転開始か!?と浮足立ったのですが、本日運用分の3編成がすべて出区しても動く気配なし。編成写真は撮れませんが床下や各部のディティールは辛うじて撮れたのでラッキーでした。更新はVVVFインバータの換装のほか、将来的なメトロ東西線のATO化やホームドア設置などをにらんだ改造が行われているようで床下機器にも変化が生じています。
で、模型の話です。まずサハE231を1両組んで共通の改造ポイントを確認してみました。「何とかイケそう」というのは言い換えれば「かなり手間がかかる」ということになります。。汗
その1発目がこちらです。209系はボギーセンター(B/C)間が13,300mmと短いのに対しE231系は13,800mmで500mmも差があります。「走っちゃえば分からない」ぎりぎりのラインですが、動力車ではユニバーサルジョイントが短くなって不利なので、T車も含めてすべて13,800mm(模型172.5mm)に伸ばすことにしました。測ってみると模型のB/Cはスケールより短い165mmしかなかったので、センターピン周辺の床板をカットした上で両側それぞれについて3.75mmずつ外側へずらしました。
不要なランナーの「タグ」の部分を切り貼って補強しています。
サハの床下はスカスカなのであまり先行試作の題材には向かないのですが、ハコモノの追加の練習をしてみました。実車はTIMS(ティムス)箱が3連なので1箱分継ぎ足すことにします。
イロプラ(おゆまる同等品)でパーツを型取りして“増築”します。おぎのやの土鍋に熱湯を入れていざコピー開始!
キャスト材はお手軽に先日購入したウッドパテを使ってみました。角が甘々ですがそれらしいモノは出来たんでないかい?
こんな感じで継ぎ足します。テストのつもりだったけどこのまま使ってしまおう。。
妻面の非常用通風口は突起を削ってガラリをパテ埋め。手間なだけでこの工程はさほど難易度は高くありません。このあとサフで仕上げれば完全に消えてくれるでしょう。
一番手間だったのがラジオ輻射アンテナ台座の撤去で予想通りです。ビードがピタッと合うように埋め戻さなければなりません。幸い埋め戻し用の素材は黄色の左の丸印の部分から調達可能なことが分かりました。クーラーが大型化したため屋根のビードを削るのですが、クーラーの下に隠れてしまう幅約5mmの部分を削らずに埋め戻し材として供出するわけです。この発見は画期的でした。笑
どうですか?まだパテ整形前ですが、いい感じに埋め戻しパーツがはまってくれました。しかしこれをあと9両分やるのはなかなかしびれるものがありますね。。ちなみにクーラーはTOMIXのAU726A(HO-R31)に置き換えています。
窓ガラスをはめて床板とボディを合体。キット付属の開閉化改造後の窓ガラスパーツは「横T字型」のサンなので使えず、黒く塗った縦サンをガラス1枚1枚貼ることになりそうです。水色の帯は、窓上のものはこのまま貼ってもOKな感じですが、大部分がベースホワイトを中途半端に吹いてしまったので、そのリカバーも含めて塗装し直そうと思います。窓下の帯はこれより太いので、漠然とですが「シールを貼るような工法」を想定しています。
最後に台車の位置を比較した写真をあげておきます。手前がキットのままの209系でB/C間が短いのが分かるかと思います。
ということで、いつになるか分かりませんが(笑)E231系800番台の三鷹行10連が優雅に走り回る姿をお届けできれば嬉しく思います。E231系500番台やメトロ05系などをお持ちの方がいらっしゃいましたら「アレはどうなった?」と尻を叩いてやってください!
模型の前に実物の話を少々。床下機器の情報が不十分なので、本日早朝より三鷹車両センターの周りをうろついて情報収集してきました。現場へ着くと、K3編成に続いて先ごろ機器更新工事を受けたK1編成に火が入っていたので、いよいよ営業運転開始か!?と浮足立ったのですが、本日運用分の3編成がすべて出区しても動く気配なし。編成写真は撮れませんが床下や各部のディティールは辛うじて撮れたのでラッキーでした。更新はVVVFインバータの換装のほか、将来的なメトロ東西線のATO化やホームドア設置などをにらんだ改造が行われているようで床下機器にも変化が生じています。
で、模型の話です。まずサハE231を1両組んで共通の改造ポイントを確認してみました。「何とかイケそう」というのは言い換えれば「かなり手間がかかる」ということになります。。汗
その1発目がこちらです。209系はボギーセンター(B/C)間が13,300mmと短いのに対しE231系は13,800mmで500mmも差があります。「走っちゃえば分からない」ぎりぎりのラインですが、動力車ではユニバーサルジョイントが短くなって不利なので、T車も含めてすべて13,800mm(模型172.5mm)に伸ばすことにしました。測ってみると模型のB/Cはスケールより短い165mmしかなかったので、センターピン周辺の床板をカットした上で両側それぞれについて3.75mmずつ外側へずらしました。
不要なランナーの「タグ」の部分を切り貼って補強しています。
サハの床下はスカスカなのであまり先行試作の題材には向かないのですが、ハコモノの追加の練習をしてみました。実車はTIMS(ティムス)箱が3連なので1箱分継ぎ足すことにします。
イロプラ(おゆまる同等品)でパーツを型取りして“増築”します。おぎのやの土鍋に熱湯を入れていざコピー開始!
キャスト材はお手軽に先日購入したウッドパテを使ってみました。角が甘々ですがそれらしいモノは出来たんでないかい?
こんな感じで継ぎ足します。テストのつもりだったけどこのまま使ってしまおう。。
妻面の非常用通風口は突起を削ってガラリをパテ埋め。手間なだけでこの工程はさほど難易度は高くありません。このあとサフで仕上げれば完全に消えてくれるでしょう。
一番手間だったのがラジオ輻射アンテナ台座の撤去で予想通りです。ビードがピタッと合うように埋め戻さなければなりません。幸い埋め戻し用の素材は黄色の左の丸印の部分から調達可能なことが分かりました。クーラーが大型化したため屋根のビードを削るのですが、クーラーの下に隠れてしまう幅約5mmの部分を削らずに埋め戻し材として供出するわけです。この発見は画期的でした。笑
どうですか?まだパテ整形前ですが、いい感じに埋め戻しパーツがはまってくれました。しかしこれをあと9両分やるのはなかなかしびれるものがありますね。。ちなみにクーラーはTOMIXのAU726A(HO-R31)に置き換えています。
窓ガラスをはめて床板とボディを合体。キット付属の開閉化改造後の窓ガラスパーツは「横T字型」のサンなので使えず、黒く塗った縦サンをガラス1枚1枚貼ることになりそうです。水色の帯は、窓上のものはこのまま貼ってもOKな感じですが、大部分がベースホワイトを中途半端に吹いてしまったので、そのリカバーも含めて塗装し直そうと思います。窓下の帯はこれより太いので、漠然とですが「シールを貼るような工法」を想定しています。
最後に台車の位置を比較した写真をあげておきます。手前がキットのままの209系でB/C間が短いのが分かるかと思います。
ということで、いつになるか分かりませんが(笑)E231系800番台の三鷹行10連が優雅に走り回る姿をお届けできれば嬉しく思います。E231系500番台やメトロ05系などをお持ちの方がいらっしゃいましたら「アレはどうなった?」と尻を叩いてやってください!
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