80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

都電の誘惑2

2010-01-20 15:25:43 | ひらき
ラッキーなことに近所の古書店で「とれいん」'78年6月号が入手できました。7000型更新車の模型設計図、写真と簡単な解説が載っています。

それによると「車体幅、車体長、心皿距離を荒川線でのパートナーとなる7500形に合わせた」そうです。必要にして十分、何と簡潔明瞭な解説でしょう(*^_^*)
図面を見ると心皿距離は6,200mm、80で割ると77.5mmとなりモデルは間違っていませんでした。まずはひと安心です。

なお、車体全長は12,260mmではなく12,320mm(÷80=154mm)でした。両妻が微妙なRで膨らんでいるので、モデルはその分を差し引いて153mmとしたようです。

模型設計図と綺麗な写真もGETできて、いよいよ引き下がれなくなりました。
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都電の誘惑

2010-01-20 02:23:45 | ひらき
やばいです。ひらきはひらきのまま、遠い過去の想い出として仕舞っておくはずだったのに...

都電7000形更新車。しげしげと眺めているうち、けっこう可愛いヤツだなー?て気になってきて、ついに製作を再開してしまいました。
キハ47もサハ115も放り出して...(^^;

サッシとドアを貼って立体にする手前まで完成。ここまでは早い。


しかし次の瞬間、何でこの車両が仕掛品箱に放り込まれたか、遠い記憶がフラッシュバックして手が止まりました。
下の運転台部分の写真を見てください。この車体、両側が絞られたうえに上半分がくの字型に後退角がつけられています。一見すると何の変哲もないデザインですが、よく考えてみると不思議な構造で、後退角がついた2つの面を、平面を保ったまま曲げるなんてことできるの??という疑念がわいてきたのです。


計算するアタマなどないのでモックアップ(もどき)を作って検討してみた結果、絞られた運転台部分は完全な平面ではなく、窓のある上半分がわずかに内側に曲がっているハズ、という結論に達しました。考えてみれば、この絞り角をだんだん深くしていくと「湘南顔」に行き着くわけで、そう考えれば納得がいきます。


ならば、厳密には折り曲げ部分の上半分には切れ目を入れて曲げてやらないとウソになりますが、この車両のような浅い絞りだと、カッターで裏側にくの字のスジ彫りをした上でだましだまし曲げてやれば、ちゃんとそれらしく曲がってくれることがわかりました。(上の写真)

では、ということで、実際に側板を曲げてみたところ、既に窓抜き済みのため思うようにシャープな折り曲げ線が出ません(>_<)(しかもペンチのギザギザの跡がついて、まるでリベット車体だ...)
まあ、もう少し注意深くやれば何とかなりそうなので、一度は手放した車体と割り切り、研磨の段階で補修することにして次の工作に移りたいと思います。



ところで気になる点がもう一つ。
更新前の7000形原型車は、形式図によるとボギーセンター間が6,720mmなので1/80にすると84mmのはずが、何となく短いと思ってモデルの方を測ってみると77mmしかありません。これを作ったときに見たであろう更新車の図面がないので何とも言えませんが、更新に際してボギーセンター間距離を縮めたってことなのでしょうか?

ちなみに6,720を77で割ると「87」なので、ええ!HOスケール(1/87)で作っちゃったの??と一瞬目を疑いましたが、車体全長は153mmあって実車の12,260mm÷80と一致するので単なる偶然のようです。
早く更新車の図面を探さないと安心して眠れないなぁ...
コメント (2)
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