数々の映画賞を受賞して
大変に評価の高い作品。
アカデミー賞も三部門受賞!!
◆監督賞 アン・リー
アジア人監督として初の快挙 ★
◆脚色賞 ラリー・マクマートリー
ダイアナ・オサナ
◆オリジナル音楽賞
グスターボ・サンタオラヤ
本命視されていた作品賞は残念ながら
逃してしまいましたが。
公式サイトは こちら から。
男と男のラブストーリー?!
期待がいっぱい、興味津々で観に出掛けました。
でも残念ながら正直なところ、共感も感動もあまり味わえませんでした。
男同士の愛に、偏見を持っているつもりはありません。
(自分に関わりのある人だったら、また話は違うけれどね。)
20年もの長い間、結婚してからも二人は秘められた愛情で強く結びついています。
うぅーん、女性としては、どうしても妻の気持ちに思いを馳せてしまいますね。
とはいえ、映画の原作は女性の小説家 E・アニー・プルー の短編です。
始まりは1963年、アメリカ西部のワイオミング州。
20歳の青年イニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)は、羊の放牧のために季節労働者として雇われた。
美しいブロークバック・マウンテンの大自然の中で過酷な労働を任される。
性格は異なるが、仕事を通しての互いへの信頼、友情が愛情へと変わっていくふたり。
しかし、この関係は封建的、保守的な時代や土地では許されるものではない。
仕事の終わりとともに再会の約束もしないまま別れる。
その後ジャックとの別れに号泣したイニスも、婚約者のアルマと結婚して二人の娘にも恵まれ、貧しくも幸せな結婚生活を送っている。
イニスへの思いを胸に抱え定職に就かずロデオ生活を送っていたジャックも、ロデオクイーンで、農耕機材販売会社を経営するお金持ちの娘ラリーンと結婚して男の子の父親になる。
しかし、4年後に再会を果たした二人は、その後も長きにわたり愛を密かに貫き続ける。
“運命の人が男だった”というのが悲劇でした。
女性とも親密な関係が持てるから、二人とも結婚して家庭を築いてしまったことで、問題は複雑になってしまいました。
二人の関係を知り苦悩する、イニスの妻のアルマ(ミシェル・ウィリアムズ)を思うと、やりきれない気持ちになります。
夫が男性と情熱的にキスを交わしている。
そんな想像だにしていなかった光景を目撃してしまったら・・・
愕然として、ヘドが出るくらい気分が悪くなるだろう。
頭に血が上り、混乱し、認めたくはないし、相手が女性である方がどれほどマシか。
イニスは、動揺を押し隠している妻の様子には全く気が付きもしない。
ジャックと再会した喜びが全身から溢れ出ている。
妻の気持ちは置き去り、それからはジャックと会うためにだけ生きているようなものだ。
それが恋愛だといえば、そうなのでしょうけど。
本当に愛している人と一緒にいられない寂しさや苛立ちは分かります。
この時代や環境では、どうしようもなかったのかなとも。
イニスは子供の時に見た同性愛者の死体の記憶がトラウマにもなっているし。
二人が愛に生きられる場所は、厳しくも美しいブロークバック・マウンテンの限られた空間と時間の中だけ。
イニスとジャック、タイプの違う男性の愛情表現の方法も興味深かった。
ジャックの妻役のアン・ハサウェイも含めて4人の演技は流石に素晴らしかった。
その時々の想いや気持ちの揺れが、自然に伝わって来ました。
最後に訪れたジャックの殺風景な部屋の様子からも、寂しく満たされない少年時代を送っていたことが偲ばれ、最初の結びつきは本当にやむにやまれぬ気持ちのほとばしりからだったのだなと改めて感じました。
共感も感動も出来ないと言った割には、結構褒めている・・・
あとになってからの方がイニスの孤独感が身に沁みて来ます。
あんな結末になってしまったけれど、かえってジャックといつも一緒にいられるようになったね。
これまで、男性同士の恋愛を正面から真摯に描いている作品は無いのかな。
少年愛ならば「ベニスに死す」が秀逸だったと思うけど・・・ 古くて申し訳ありません。
今作もいつも行く映画館では上映されていないので、近隣を探してみました。
あった!
TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ
ラッキーなことに、いつもでしたら
2,400円のプレミアスクリーンが
通常料金でOK。
しかも水曜日なので女性は1,000円♪
入るとすぐに専用のミニバーが!
ご自由にお持ち下さいと、
ブランケットが置かれています。
座席は2つずつ区切られ、あいだに
小さなテーブルが設けられています。
座席はゆったりしているし、前の席との間隔も広く取られています。
背もたれも高く、寄りかかっても頭をしっかり支えてくれます。
その分かなり傾斜が付けられていますから、スクリーンの邪魔にはなりません。
いつもは到底無理ですけれど、もし3時間以上の映画を見る機会があったら、絶対にこれは快適ですね。
大変に評価の高い作品。
アカデミー賞も三部門受賞!!
◆監督賞 アン・リー
アジア人監督として初の快挙 ★
◆脚色賞 ラリー・マクマートリー
ダイアナ・オサナ
◆オリジナル音楽賞
グスターボ・サンタオラヤ
本命視されていた作品賞は残念ながら
逃してしまいましたが。
公式サイトは こちら から。
男と男のラブストーリー?!
期待がいっぱい、興味津々で観に出掛けました。
でも残念ながら正直なところ、共感も感動もあまり味わえませんでした。
男同士の愛に、偏見を持っているつもりはありません。
(自分に関わりのある人だったら、また話は違うけれどね。)
20年もの長い間、結婚してからも二人は秘められた愛情で強く結びついています。
うぅーん、女性としては、どうしても妻の気持ちに思いを馳せてしまいますね。
とはいえ、映画の原作は女性の小説家 E・アニー・プルー の短編です。
始まりは1963年、アメリカ西部のワイオミング州。
20歳の青年イニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)は、羊の放牧のために季節労働者として雇われた。
美しいブロークバック・マウンテンの大自然の中で過酷な労働を任される。
性格は異なるが、仕事を通しての互いへの信頼、友情が愛情へと変わっていくふたり。
しかし、この関係は封建的、保守的な時代や土地では許されるものではない。
仕事の終わりとともに再会の約束もしないまま別れる。
その後ジャックとの別れに号泣したイニスも、婚約者のアルマと結婚して二人の娘にも恵まれ、貧しくも幸せな結婚生活を送っている。
イニスへの思いを胸に抱え定職に就かずロデオ生活を送っていたジャックも、ロデオクイーンで、農耕機材販売会社を経営するお金持ちの娘ラリーンと結婚して男の子の父親になる。
しかし、4年後に再会を果たした二人は、その後も長きにわたり愛を密かに貫き続ける。
“運命の人が男だった”というのが悲劇でした。
女性とも親密な関係が持てるから、二人とも結婚して家庭を築いてしまったことで、問題は複雑になってしまいました。
二人の関係を知り苦悩する、イニスの妻のアルマ(ミシェル・ウィリアムズ)を思うと、やりきれない気持ちになります。
夫が男性と情熱的にキスを交わしている。
そんな想像だにしていなかった光景を目撃してしまったら・・・
愕然として、ヘドが出るくらい気分が悪くなるだろう。
頭に血が上り、混乱し、認めたくはないし、相手が女性である方がどれほどマシか。
イニスは、動揺を押し隠している妻の様子には全く気が付きもしない。
ジャックと再会した喜びが全身から溢れ出ている。
妻の気持ちは置き去り、それからはジャックと会うためにだけ生きているようなものだ。
それが恋愛だといえば、そうなのでしょうけど。
本当に愛している人と一緒にいられない寂しさや苛立ちは分かります。
この時代や環境では、どうしようもなかったのかなとも。
イニスは子供の時に見た同性愛者の死体の記憶がトラウマにもなっているし。
二人が愛に生きられる場所は、厳しくも美しいブロークバック・マウンテンの限られた空間と時間の中だけ。
イニスとジャック、タイプの違う男性の愛情表現の方法も興味深かった。
ジャックの妻役のアン・ハサウェイも含めて4人の演技は流石に素晴らしかった。
その時々の想いや気持ちの揺れが、自然に伝わって来ました。
最後に訪れたジャックの殺風景な部屋の様子からも、寂しく満たされない少年時代を送っていたことが偲ばれ、最初の結びつきは本当にやむにやまれぬ気持ちのほとばしりからだったのだなと改めて感じました。
共感も感動も出来ないと言った割には、結構褒めている・・・
あとになってからの方がイニスの孤独感が身に沁みて来ます。
あんな結末になってしまったけれど、かえってジャックといつも一緒にいられるようになったね。
これまで、男性同士の恋愛を正面から真摯に描いている作品は無いのかな。
少年愛ならば「ベニスに死す」が秀逸だったと思うけど・・・ 古くて申し訳ありません。
今作もいつも行く映画館では上映されていないので、近隣を探してみました。
あった!
TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ
ラッキーなことに、いつもでしたら
2,400円のプレミアスクリーンが
通常料金でOK。
しかも水曜日なので女性は1,000円♪
入るとすぐに専用のミニバーが!
ご自由にお持ち下さいと、
ブランケットが置かれています。
座席は2つずつ区切られ、あいだに
小さなテーブルが設けられています。
座席はゆったりしているし、前の席との間隔も広く取られています。
背もたれも高く、寄りかかっても頭をしっかり支えてくれます。
その分かなり傾斜が付けられていますから、スクリーンの邪魔にはなりません。
いつもは到底無理ですけれど、もし3時間以上の映画を見る機会があったら、絶対にこれは快適ですね。