To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

満員御礼

2008-08-31 23:51:04 | 日記
錦糸町まで行ったのに、満席だった
デトロイト・メタル・シティ、そんなにウケているのか・・・

映画館隣のタワーレコードは、クラウザーさんで埋まっていました。



仕方ないので、「ぼてぢゅう 燦(さん)」でお好み焼きを食べて帰ってきました。


セックス・アンド・ザ・シティ ★★★☆

2008-08-29 23:24:35 | 映画(劇場)


化粧品メーカーの映画鑑賞券プレゼントに当たったので、
セックス・アンド・ザ・シティ を観てきました。

1998年から2004年まで全米で放送されたテレビドラマの映画化。
この作品ではテレビシリーズの4年後を描いているそうです。
ドラマは見ていませんが、映画の冒頭で4人の過去について簡単な説明があるので、おおよそのことは見当がつきます。

映画のヒロインたちは、30代から40代へ。

セックスコラムニストだったキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)は、今や3作のベストセラーを出して、ちょっとした有名人に。

自由奔放にセックスを謳歌してきたPR会社社長のサマンサ(キム・キャトラル)は、年下の俳優スミス一筋。
LAに移住して、彼のマネージメントを担当している。

二度目の結婚後、不妊に悩んでいたシャーロット(クリスティン・デイヴィス)は、中国から養女を取る。
妻として母として平穏な日々の中、思いがけず夫との間に妊娠が発覚。

バーテンダーのスティーブと結婚した弁護士のミランダ(シンシア・ニクソン)は、仕事、子供の世話や義理の母の介護に追われ、余裕のない生活を送っている。
夫婦関係もおざなりになり、夫は浮気!!
ミランダは許すことが出来ずに、別居生活へ。

キャリーが、ミスター・ビッグ(クリス・ノース)との結婚を決めるところからストーリーが展開していきます。

ビビアン・ウエストウッドやクリスチャン・ディオールなど、ハイブランドのウエディングドレスの数々は、ため息が出るほど美しい
キャリーが新居に持って行く洋服を選別するために、3人の前でにわかファションショーを行うシーンも楽しい。

結局は結婚式をドタキャンされて、天国から地獄へ。
そんなキャリーを慰め励ます3人、持つべきものは何でも言い合える女友達か。
4人集まると、まるで女子高生のようなノリでした。

他の3人の生活にも色々な出来事が起き、変化が訪れます。
ラストには、4人それぞれが収まる所に収まって、観ている方もスッキリ出来ます。

果たして彼女たちの恋の行方は、、次週をお楽しみに~
・・・・・・って気を持たせるテレビドラマが向いているかな。
2時間半あまりの映画にしてしまうと、平凡なお話になってしまいます。
ドラマを見ていた人には、彼女たちに様々な思い入れもあるのでしょうがね。

ゴージャスなファッションやライフスタイルは、女性なら文句なく楽しい。
そんなこんなのアケスケな話も刺激的で、ウケているのでしょうね。
まぁ面白いけれど、見ても見なくてもいい映画。

しかし、ミランダの夫は、何で妻に浮気の告白なんかするんだろう。
一回限りのことならなおのこと、自分が後ろめたいからといってパートナーに告白するのはダメだよ。
苦しくても自分の胸にしまっておかないと。
許して欲しいなどと言うくらいなら、最初から浮気なんかするなぁー!
でも半年ぶりにコトに及んでいる時に「仕事があるから早く終わらせて」では、男性もお気の毒でした。

そうそう、失意のどん底で、表情も冴えないキャリーのスッピン姿は見られたものではなかった
化粧や服装ってことだけではなく、いつもイキイキとしていたい。
もう若くないんだから、余計にね。


αセミナー

2008-08-27 22:36:26 | イベント・セミナー
「旅で役立つα撮影テクニック」に参加してきました。

会場 銀座のソニービル6F 11:30~13:30 定員15名 講師 清水徹先生

今回は珍しく、参加者の半数くらいが女性でした。

2時間とはいえ、中身の濃い説明で、色々参考になりました。

「今までに撮影した旅先の写真をお一人1~2枚お持ち下さい。プロカメラマンが講評いたします。」
という時間も取られていたので、何枚か持参しました。

こちらの対象物にピントを合わせた方が良いとか、もう少しこっちの方向から撮影した方が良いなど、
実際に撮った写真にアドバイスを頂けてたことは本当に有りがたかった。

説明を聞いたら実践をしてみたくなりますよね。
早速、来月末に行われる「横浜の街並みを撮る!横浜撮影セミナー」に申し込みました。
この夏は全然写真を撮っていないから、心配でもあるけれど、今からとっても楽しみ~

ソニービルの前には、巨大水槽が出現していました。

「全幅5メートル総水量14トンを誇る巨大水槽に、48種類 約700匹が泳ぎ回ります。」
・・・とあるけど、そんなに沢山泳いでいたかな・・・










フェルメール展

2008-08-25 22:09:13 | 美術館・博物館
朝日新聞アスパラクラブの特別招待に当選したので フェルメール展 を見て来ました。



午後から降り出した雨の中、上野公園内に都美術館を目指す人の流れが出来ています。

入口付近は、どの展覧会でもそうですが、混雑が激しい。
まずはフェルメールの作品と、上の階へ直行しました。

現存する作品は30数点と言われる中、今回は7作品が来日しています。
とはいえ、展示スペースの割には少ない数なので、ゆったりと鑑賞できました。
一点一点、解説も付いています。
知識に乏しく、どこをどう鑑賞したら良いのか分からない私には、とても助かりました。
光が・・・構図が・・・遠近法が・・・寓意が・・・ フムフム・・・
ラピスラズリがふんだんに使われているのか・・・勿体ない。。

正直フェルメールが、どうしてこんなにも騒がれるか分かりません
去年公開された「牛乳を注ぐ女」は見ていません。
小さい作品で、見にくそうだったし。
今日も単眼鏡で鑑賞している人を何人か見掛けましたが、そこまでして観るのは私の性に合わない。

静謐と表現されることが多いけれど、人物の表情が面白いですね。
特に「ワイングラスを持つ娘」の酔いの回った振り向き様の表情には、クスリとさせられました。

帰りには、かなり雨足が強くなっていました。
このまま秋の長雨に突入なんてことは、、ないよね


クライマーズ・ハイ ★★★★

2008-08-21 23:37:41 | 映画(劇場)
クライマーズ・ハイ を観てきました。



1985年8月12日 御巣鷹山に日航機墜落、死者520名。
群馬県の一地方新聞社が、未曾有の大事故にどう関わったのかが描かれています。

原作は横山秀夫のベストセラー小説。
実際に上毛新聞記者として、墜落現場を取材していたのですね。

以前にNHKのドラマで観ていました。
すごく面白かった。
ちなみにドラマでは、悠木和雅は佐藤浩市、佐山達哉は大森南朋。
配役はこちらの方が合っていたかも。
映画の二人は、若くて綺麗過ぎる感じ。

しかし、この話は映画向きかもしれません。
未曾有の大事件に大勢の人間が一斉に色めき立つシーン、喧騒の坩堝と化す新聞社内、谷川岳の衝立岩(ついたていわ)へのアタック場面など。
悠木が転落した場面では、こちらまで頭がクラクラしました。

抜くか抜かれるかの世界。
ある意味、羨ましい熱さでもあります。
だけど、こと仕事に関しての男のプライドや嫉妬は凄まじいなぁー

でも、この時の報道で注目していたのは、新聞よりもテレビ。
新聞記事も、今そこで起きている映像には、臨場感で敵わない。
川上慶子さんが救出され、自衛隊員に抱きかかえられて上空でホバリング中のヘリコプターに収容されて行く姿は、あまりにも鮮烈で奇跡的。
今も記憶に留まっています。

映画の終盤、乗客の遺書が読まれるシーンでは、これが単なる絵空事ではないのだと、思わず涙しました。
また、事故原因が未だに特定されていないというのも驚きでした。
現実の方が、ドラマ以上に謎に満ちているようです。

ダークナイト ★★★★☆

2008-08-10 18:05:45 | 映画(劇場)
全米で大ヒットしている ダークナイト を昨夜、観てきました。
ジョーカーが悪役として登場するバットマンです。

『バットマン ビギンズ』の続編ということ。
タイミング良く、8日にテレビ放映されていたのを観て、準備万端
でも、観ないで行っても、充分に楽しめますよ~

ナイトは、NIGHTではなくて KNIGHT だったんだ! 最後で分かった次第・・・




スゴイ!! スゴイとしか言いようがない。
全てピタッとハマって、映画そのものを無条件に楽しめた。
上映時間152分も、長くは感じなかった。

アクションも派手だし、ハイテク機器も駆使している。
色々破壊してくれたけど、すべて実写に見えた。
どこかにCGもあったのだろうか?

『バットマン ビギンズ』に引き続き、
 バットマン/ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)
 ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)
 アルフレッド(マイケル・ケイン)
 ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)

演じる女優さんが変わったのが、
 レイチェル・ドーズ(マギー・ギレンホール) 前作のケイティ・ホームズの方が可愛かったな。

新たに登場したのが、
 ジョーカー(ヒース・レジャー)
 ハーベイ・デント地方検事/トゥーフェイス(アーロン・エッカート)

究極の選択がキーポイントに。
ジョーカーという悪魔の出現によって、恐ろしいまでに自分が試される。
人の一番弱いところを突いてくる。

デント検事の持っているコインは、両面ともオモテ。
そのコインを使ってのインチキでは、自分の運命は切り拓けない。
ジョーカーの企みにより、顔の半分が焼けタダレてしまった。
そして、コインも片面が黒こげに。
まさにトゥーフェイスという皮肉。

高潔と思われていた心は復讐心に支配され、ジョーカーの思惑通り悪魔に変身してしまった。
バットマンも、こうなっていても不思議はなかった。

助けられるのはひとり、デント検事かレイチェルか。
フェリーも、どちらか一隻だけ。 
ゴードン警部補も、妻か子供のどちらかを選ばなくてはいけない。

どちらを助けても、どちらが助かっても、心に傷を負う。
恐ろしく狡猾なジョーカーの企みである。



ヒース・レジャーの狂気には、ひどく驚かされた。
『ブロークバック・マウンテン』でしか見たことはないけれど、あの繊細さは微塵も感じられない。

バットマン(1989) 第1作のジャック・ニコルソンは、過剰な演技で滑稽な感じもしたけれど、ヒースは正真正銘、悪の権化。
演技と思えないんだよね、まがまがしいジョーカーそのもの。

アクの強い役が多いゲイリー・オールドマンも、至極まっとうな人間に見える。

あえて濡れ衣を着て、超然と去っていくバットマンが超クール

アメリカ人って、こういうヒーローが好きなのか・・・・・・ ちょっと意外・・・

新しい悪役にジョニー・デップ? なんて話も出ているんですね。

ペンギンとキャット・ウーマンが好きなので、是非クリストファー・ノーラン監督で見てみたい。


スカイ・クロラ ★★★☆

2008-08-04 23:21:55 | 映画(劇場)
押井守監督の新作アニメーション
スカイ・クロラ The Sky Crawlers を観てきました。



 戦争の無くなった時代
 人々は平和を実感するために「ショーとしての戦争」を求めた
 戦うのはキルドレと呼ばれる子供たち
 彼らは大人になることはなく、思春期の姿のまま永遠に生き続ける
 空で死なない限りは・・・
 
 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

これって、プロペラ機でのスターウォーズ?!
空中戦のスピードある動きに追いつけなくて頭がクラクラ、見応え充分。

戦いの場でしか、生きている実感が持てないキルドレたち。
子供とはいえ、煙草や酒、恋愛、セックス、出産を経験している者もいる。
特に喫煙シーンは多い。
絶対になれない大人への憧れ? それとも子供であることを際立たせるために吸わせているのだろうか。
それにしても、地上では、何をしても、どこか虚しい。

ある意味、恋愛映画でもある。
主人公のパイロット・函南優一(カンナミ・ユーイチ)は女性司令官・草薙水素(クサナギ・スイト)を救うために、無謀と思われる戦いにひとりで挑む。
しかし、見せるための戦争であるため、ティーチャーと呼ばれる敵方パイロットには絶対に勝てないルールがある。

空で敗れれば死ねるのかと思いきや、完全なる死は訪れない。
そして、また繰り返される空虚な生。

押井守監督は、言う。

 この映画を通して、
 今を生きる若者たちに声高に叫ぶ空虚な正義や紋切り型の励ましではなく、
 静かだけれど確かな「真実の希望」を伝えたいのです。

この映画のラストで、希望は見出せるのだろうか。
エンドロールの後でダメ押しするまでもなく、この状況では希望は見えない。
終わりのない連鎖を断ち切るために、何らかの変化の兆しが現れるまで、無謀無駄と思われる行動を繰り返すのか。

最後のユーイチのモノローグが、生きていく上での希望?
それ、詰まらない・・・ すでに他の誰かが言ってるんじゃ・・・

そもそも、若者に何かを言ってあげたいという理由で、映画を作って欲しくなんかないよ。
『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』『イノセンス』と比べると、ヌルい感じがしてしまう。
映像美や世界観に圧倒され、なかなか抜け出せなかった覚えがある。

この映画で考えたのは、「大人になる」って、どういうことなんだろう?と。
今の子供たちは、大人になんか、なりたくないだろうね。
子供のままの方が自由気ままで楽しいし、周りの人間も優しくしてくれるもの。
大人、詰まらなそう~ 大変そう~

ポニョのように「宗介が好きだから、人間になりたい」と真っ直ぐな思いを抱けるうちは幸せだ。

そういえば大人になるのを自分の意志で止めてしまった少年を描いた「ブリキの太鼓」という名作があった。
あの男の子は、何をきっかけに、また成長をし始めたんだっけ?

自分にしても、いい歳なのに、大人なのかと問われても、良く分からない。
子供がいないと責任がないし、人としての成長も遂げていない気がする。

それと、どうも違和感があったのが、菊地凛子。
スイトは子供の姿をしているとはいえ、知識も経験も持ち合わせ、実社会の大人たちと直接渡り合うほど。
それなりに長く生きているから、他のキルドレとは違っている。
恋も別れも沢山あって、女としての喜び、悲しい思いや諦め、絶望感も味わっているはず。
それなのに、あのぶっきらぼうな話し方では、繊細さに欠ける。

とはいえ、地上での虚無感が漂う雰囲気と、緊張感のある空中戦の対比は見事だと思った。

近くのシネコンで上映がなかったため、銀座の「丸の内TOEI 2」で鑑賞。
360席もある映画館は久しぶりだ。
若い人がほとんどかと思っていたけれど、おじさんおばさんも結構観に来ていたのには驚いた。