試写会で
バッテリー を観てきました。
今年3回目の試写会
出しても出しても当たらなかったのに、どうしちゃったんだろう・・・
原作は、あさのあつこ氏の500万部を超える大ベストセラー小説。
監督 滝田洋二郎
脚本 森下直
キャスト
原田 巧:林 遣都 永倉 豪:山田健太 原田青波:鎗田晟裕
原田真紀子:天海祐希 原田 広:岸谷五朗 井岡洋三:菅原文太
大人になってしまった目には、野球少年達は眩しいばかりです。
みんながみんな、それぞれに可愛い。
中学生には到底見えない子もいたけどね。
主人公・原田巧(たくみ)ピッチャー、野球に選ばれた少年。
中学一年生のくせに、甲子園出場経験のある大人でも打てない速球を投げます。
自信家で傲慢、他人を寄せ付けず、全てにおいて妥協せず自分のやり方を押し通そうとするから、
周囲とはぶつかってばかり。
でも奥には、友達や家族に対する優しさ、天才ゆえの淋しさ、心の脆さが潜んでいるような。
そんな巧のピッチングに惚れ込み、バッテリーを組むキャッチャーの永倉豪。
巧の中学生離れしたストレートを、数球目にはいち早く捕球できる実力の持ち主。
明るく誰からも慕われる性格、巧も次第に心を開き始め、二人に信頼関係が結ばれていく。
しかし、その二人の間にも・・・ 家族にも・・・ 野球
出来るの?
多くを語らない巧の心の中には、いろんな思いや感情がせめぎ合っているようで痛々しいです。
3,000人ものオーディションを勝ち抜いたという「林 遣都」くんの表情を見ているだけで、この映画は
もう満足かな。
弟の青波の笑顔と健気さが、また可愛いことこの上なくて・・・
こういう展開はズルイよと思ってしまいます。
涙なくしては見られないじゃないですか!
最後、お母さんが3枚のユニホームを物干竿に並べて干しているのを見て、ホッとして席を立つことが出来ました。
背番号が3枚とも違うってところが、なんともニクいですよね。
エンドロールに「あさのせんせい=あさのあつこ」とありました。
多分あの先生だとは思うけれど、ご覧になる方はしっかりチェックして来て下さい。