気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

誕生日に思う

2012-05-06 06:05:05 | Weblog

昨日5月5日で私は77歳となり、後期高齢者の3年目を迎えた。
2008年4月1日以前は、総ての高齢者が健康保険等の被保険者資格を有したまま老人医療を適用されていた。だが、その日以降75歳以上の人は、従来加入していた健康保険から脱退させられ、後期高齢者だけの独立したシステムに加入させられることとなった。加入は従来の世帯単位から個人単位となり、その保険税は年金からの“天引徴収”が基本となった。
この制度は後期高齢者に冷たい制度だと指摘され、以前から医療関係者・与党内・野党・マスメディアの間にもその批判は広まっていた。民主党は、政権を取得する以前は後期高齢者医療制度の廃止を訴えていたが、他の公約同様果たされず、その制度廃止は先送りになっている。
少しでも保険料が安いに越したことはない。だが若い人たちに重い負担を課すことを考えると、自分たちの立場ばかりを主張するわけにもいかない。歳をとると、確かに自分が医療機関に支払う金額も馬鹿にならない。しかし、その何倍もの額を県の「後期高齢者医療広域連合」が負担していることを考えると、感謝しこそすれ不満など言えない気持になる。