レジ袋の有料化

私の街川口市では、昨年から市内のスーパーなど12事業者19店がレジ袋有の料化を始めた。これは、地球温暖化防止を目指した市の要請に従ったものである。
その結果、多くの人はマイバッグを持参し、レジ袋をもらう人は圧倒的に減りその効果が表れたようである。もちろんマイバッグを持たぬ人は、“袋代：１枚５円”程度を支払うことになる。
安い店で買い物をして何千円という購入金額になれば、“袋代：１枚５円”などは微々たる金額である。だが、少しでも安い方がいいと思う消費者心理のお陰で、マイバッグ持参の客が増えたという結果であろう。
客は安い店へ流れる。袋代を取るから客離れするのではなく、商品の値段が高いから客が来なくなるのだと思うが、客の減った一部業者はその理由にレジ袋の“有料化”を挙げ、無料に戻したそうである。
そこで市は、早ければ来年３月の市議会に条例案を提出し、レジ袋の使用枚数が一定以上の小売店に対し「レジ袋有料」を条例化する方針を表明した。現在そうした条例を制定しているのは東京都杉並区だけだそうであるが、条例が実現し総ての店の足並みが揃えば、地球温暖化防止にはもちろん、事業者にとっても結構なことであろう。