婚活サイト

昨年３月に『「婚活」時代』が出版されてから“婚活”なる言葉が話題になっている。その背景は、結婚したくてもできない人が増えているという事実であろう。少子化が深刻な問題になっている時代、異性をよく理解し“婚活”に励むことは必要である。
そうしたブームの中、男女の出会いを取り持つ「婚活サイト」が活況を呈しているそうだ。犯罪絡みのイメージが強い従来の「出会い系サイト」に対し、安全を謳う「婚活サイト」の利用者が急増中だそうである。
本来の目的通りに運用されれば理想的ではあるが、危惧された通り、その裏では出会い系歴の長い“不届き者”も相当数参入し、急激に会員数を伸ばしているという。「プロフィールには“年収1,000万以上”と書いている。食いつきがいいから・・・」と白状している者もいるようである。
結局は「出会い系サイト」と何ら変わらないようだ。真面目に結婚を考えている人たちのためには、費用も安く、独身という参加条件や事前登録を必要とし、実績を挙げている奈良県の“官製お見合いパーティー”のようなものも必要かもしれない。