気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

阿川佐和子と「のぞみ」

2007-07-18 06:36:47 | Weblog
JR東海が、東海道・山陽新幹線の更なるスピードアップを図るため、平成4年(1992年)より投入を予定していた列車の愛称を募集したときのことだ。その応募作の中から候補作品が選ばれ、その最終選考委員として阿川佐和子に声が掛かったという。
彼女は鉄道マニアの父に相談した。父からは、「昔から日本の列車の愛称は“大和言葉”でできている。そのことを頭に入れておけばいい」そう言われ、その会に出席したそうだ。
候補名の中で“1番速い”のは「つばめ」だったが、「こだま」「ひかり」より速い列車が「つばめ」ではオカシイとの意見も多く、結局候補から落ちたそうだ。
JR関係の人の多数意見で「希望」に決まりかけたところで、彼女も意見を聞かれた。
「そうですね。漢語でなく大和言葉の“のぞみ”はどうでしょうか?」
その場はそれで帰ってきたそうだが、後日正式決定の連絡が入ったという。
阿川佐和子が新幹線「のぞみ」の名付け親だなんて、昨日まで全然知らなかった。