何これ?
福井県の石造物を見せていただく機会を得ました。日引石や笏谷石という凝灰岩系の石材の産地でもあり、地域色豊かな石造文化が花開いた地域です。
何せ駈足の見学でしたので、ざっと一瞥した程度の観察で、とても何かを語れるような資格は小生にはありませんが、近江や大和などではあまり見かけない変わったのがあって、面白かった。やはり石造にはいろんなのがあって地域色が色濃く出るものだなぁということを改めて感じました。せっかくなので印象に残った「何これ?」というのをいくつかご紹介しときます。
しばらく更新しないと変な広告が勝手に入るので、とても記事にできるような状態ではありませんがとりあえずUPしときます。
宝塔レリーフの箱仏?よく見ると格狭間もあります。文明15年銘。
題目箱仏?明応元年銘。蓮座や宝珠があります。上の方にあるピロピロは天蓋?レリーフの元になったモチーフは何でしょうか?上端に枘があるので別石の蓋屋が載っていたと思いますが…不明。何これ?
宝篋印塔レリーフ板碑。無銘。切石基壇に載り基礎に格狭間が。背光宝篋印塔は大和でもちょくちょく見かけますが、これは額部と二条線がある。塔形の像容板碑?何これ?
題目笠塔婆レリーフ箱仏。大永銘。何これ?
五輪塔レリーフ箱仏。江戸時代初め頃だろうと思いきや、げっ文明の銘が…何これ?
一石題目笠塔婆。慶長銘。別石造の立派なのは京都でも見かけますが、一石はあまり見ない。一石五輪塔の向うを張ったんでしょうか?
一石五輪?板碑?私はいったい誰でしょう。
破損が目立ちますが、ほぼ完全な一石五輪塔が何故か板状の石材にくっついちゃってます。ってことは超立体の五輪板碑か?何これ?