石造美術紀行

石造美術の探訪記

池内順一郎氏(近江の石造物研究者)の業績をしのぶ展覧会が開催されます

2008-02-08 08:20:42 | お知らせ

池内順一郎氏(近江の石造物研究者)の業績をしのぶ展覧会が開催されます

故・池内順一郎氏の業績をしのぶ展覧会が開催されます。平成20年2月14日(木)~2月24日(日)、草津市野路町の県民芸術創造館において、『故池内順一郎氏の足跡からたどる文化財調査の魅力知・楽・探 近江の石造遺品-拓本などを中心に-』と題して行なわれるとの由、小生がリスペクトする池内先生は、昭和41年頃から高校教員の傍ら旧神崎・甲賀・蒲生郡など近江の石造文化財調査・研究をライフワークとされ、多大な成果を残されました。また平成12年に亡くなられるまでの間、淡海文化を育てる会の事務局長や『湖国と文化』編集長をつとめられるなど広く近江の文化振興に尽くされました。京都の川勝博士や西宮の田岡氏はいわば全国区ですが、池内先生は地元旧蒲生町の方で、バイクを駆って颯爽と石造物を廻られていたとの話です。日野町の瀬川欣一先生(この方は元・日野町の教育長)などとともに、地域から内発的に石造物の価値を発揚された点に偉大さを感じます。小生なども学恩の余慶に与かる身、ぜひとも見に行きたいと思っています。