冬にらっきょさんとお会いした時に、鉄コレ富士急3100をカッコよく仕上げられたのを拝見して、自分も何かひとつ仕上げたいと思っておりました。
TMS955号(2021年8月号)の風間克美先輩の「地方私鉄 失われた情景」にあった北陸鉄道能登線キハ5201の写真に強く惹かれて、買い置きの鉄コレを軽く加工してみました。
前面の窓まわりにGMアイボリーaを差しました。多少白っぽいですが気にしません。
薄めたタミヤエナメル黒を流して立体感と古ぼけた雰囲気を出します。乾燥後クレオスプレミアムトップコート艶消しを吹いておきました。
ヘッドライトは銀河100wを用意していたのですが、思いついてオリジナルのを台形から円筒にドリルレースで整形。掘り込んでシルバーに塗り、適当なレンズ(他の鉄コレから流用)を入れました。既製品には及びませんが、なかなかライブな感じがして好きな部分です。あとは風間さんの写真を見ながら水切りや解放テコをつけました。解放テコは0.3ミリの真鍮線を曲げ、マッハの割りピンで車体に取り付けてあります。
カプラーは弄らないつもりでしたが、やはり貨車の一両も牽かせることもあろうかと、マグネマティックのZ用を取り付けました。
組み立て済のそれが手持ちが無くなり、キットタイプを組みましたがN用より少し小さくなるだけで格段に組み立てが難しくなります。
次々に飛んだり落とすパーツに歯軋りしながらなんとか仕上げました。
エアホースは何時も通り他に使う人を見たことない、大昔の銀河エッチングパーツ。
折り曲げもされてないんで実際作業は大変なのですが、塗ってしまえばなかなか良い感じです。
ライブ感を目指して窓を開けて、カーテンを付けてみました。窓を開けると言っても、単にガラスを入れないだけですが、色紙利用のカーテンと合わせるとなかなか良い感じです。
ガラス面に接着剤がはみ出してますね。このあと外してやり直してあります。
それにしてもなかなかカッコイイ。なにか小さなセクションが欲しくなりますね。
こんな小さなモノなのですが、病を得たりしたもので3週間もかかってしまいました。
毎日布団の中で高熱に苦しみながら、早く作業したいと願っておりました。
体力が戻ったら、あっという間に仕上げ溜飲を下げたというところでしょうか。