鉄道模型とテルマエの部屋

懐かしい電車と模型と銭湯と

湘南交通300形を愛でつつ作る 完成しました

2019-09-23 17:04:22 | 工作記録 津田沼第二工場

着工以来一年半あまり、漸く完成しました。
レタリングの特製デカールが思うように貼れず、悩んでいたのですがそれをインレタに変えまして、やっと作業完了。主任さん、ありがとうこざいました。

初めてこの車輌をご覧になる方のために説明させて頂くと、1980年8月号(391号)のTMSに発表された湘南交通300形というフリーランスの模型がありまして、その美しいデザインと工作力、そして設定は私達読者を魅了したものです。
そしてその模型を忘れられずにいたところ、近年のSNSというモノは大したものでして、作者の会田充彦氏にお会いすることが出来ました。
直接あるいはネットでお話しさせて頂き、湘南交通の模型も手に取らせていただいている内に、あの日の感激が蘇ってきたのです。
「湘南交通300形」というプロトタイプがあって、それを1/150で模型化した、というスタンスで作業しました。
基本の車体はGM京急600の板キットを切り継ぎました。前面はモデルアイコンの京成青電の余剰前面を芯にして、車体幅、高さはそれに合わせています。 前面ガラスは京帝5000のを利用しましたが、高さが足らなくて残念でした。

ヘッドマークとサボは嫁様にお願いしてフォトショで。
以前お見せしたものからヘッドマークは作り直しました。



中間車の配管。車体のディテール表現に合わせて0.4ミリ真鍮線でクッキリと。トイレの曇りガラスはメンディングテープ。^_^



プロトタイプは301〜303ですが、恐れ多くてウチのは304〜306としました。湘南交通の物語をご存知の方は「SHOKO」表記が気になるところでしょうが、ちゃんと会田さんにお許しをいただいて特製レタを作成して貼ってあります。音楽ナチュラル記号を横倒しにした社紋と、車番のフォントもポイントです。

車端につくベンチレーターと横サボはまだですが、なんとか完成状態に持ち込みました。あの頃は専門誌にも多くの優れたフリーランスが載っていて、スケールガチガチの息苦しい現在の状況とは大違い。改めてカタチにするとこの電車のカッコよさが伝わります。
会田さん、時々覗きに来てアドバイスを賜り、誠にありがとうございました。いつかオリジナルの編成と並べさせてくださいね。


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