田舎者ですが(^◇^)

会津の四季やローカルな話題、日常の出来事などを不定期ながら少しずつ綴っていきます。

会津山都寒晒しそばまつり 2017

2017-03-20 19:47:14 | グルメ

18(土)・19(日)の両日、喜多方市山都町の山都体育館に於いて「第20回会津山都寒晒しそばまつり」が開催されました。
寒晒しそばとは、江戸時代に信州の高遠藩が徳川将軍家に献上していたという特別なそばなのです。
山都町ではその幻のそばを今の時代に再現しています。
厳冬の中で玄そばを山都の澄んだ川(一ノ戸川)の清流に10日間ほど浸した後で、20日から1ヶ月ほどかけて寒風に晒して自然乾燥させます。
こういった手間をかけることによってそばの雑味が抜け、旨味がよりいっそう増します。
会津山都寒晒しそばまつりでは「さらしな」・「あらびき」・「田舎」といった3種類のそばを味わうことが出来ます。
玄そばの製粉行程で最初にふるい分けられた白っぽくてさらりとした物が「一番粉」で、そばの実の中心部分(15%)です。
1回目の製粉で残った物を再び製粉した「二番粉」は中心部分と外層部分の中間の部分で、一番粉より少し褐色がかっています。
2回目の製粉で残った物を更に製粉した「三番粉」は甘皮を含む外層部分で、二番粉よりもかなり褐色がかっています。
「さらしなそば」は一番粉だけを使って打ったそばです。
色が白く透明感があり甘みが強いのが特徴で、弾むようなコシを楽しむそばです。
「あらびきそば」は一番粉・二番粉・三番粉全てを使って打ったそばです。
粗い粉と細かい粉が混ざっているため味も良く食感も優れています。
二番粉・三番粉を使って打ったそばを山都では「田舎そば」と呼んでおり、食感は荒々しい感じですがそばの香りや味が強いです。
温かい汁に入れかけそばにしたり、大根おろしと一緒に食べて美味しさを楽しみます。
この日は1ヶ月以上も前に予約購入していた入場券付きの前売りチケット(『食彩』コース)でこれらの超贅沢なそばを天ぷら・郷土料理と一緒にいただきました。
そして、「茶房 千」特製のそばスイーツ(「そばシフォンケーキ」と「そばぷりん」)をお土産に買って帰りました。

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