田舎者ですが(^◇^)

会津の四季やローカルな話題、日常の出来事などを不定期ながら少しずつ綴っていきます。

障がいを持つ方に対して その2

2008-11-01 00:05:13 | 障がい者のこと

(その1からの続きです)
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☆障がいを持つ方へのお手伝いの仕方
~目の不自由な方に対する場合
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目の不自由な方といっても、全く見えない方や本・テレビなどを見る事のできる弱視の方など様々です。
その為にお手伝いの仕方もそれぞれ違ってきますので、まずどの様なお手伝いをして欲しいのか、尋ねる事が必要です。
目の不自由な方、つまり「視覚障がい者」の立場からは介助をする健常者のことを「晴眼者」と呼びます。
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[初めて会った時]
まず見える方から声を掛けて挨拶し、軽く握手をして下さい。

目の不自由な方は、握手する事で相手がいる方向や身長などが分かりますし親近感もわいてきます。
又、握手する時は必ず自分の名前を言って下さい。
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[一緒に歩く時]
●普通に歩く時は、見える方は見えない方に近い方の肘か肩(お互いの身長差に合わせて)を軽く持たせ、常に見えない方の半歩前を同じ歩調で歩いて下さい。
持たれた腕は前後に振らずに下に下ろしておきましょう。
手を引っ張ったり後ろから押したりしてはいけません。
見えない方には屋内では壁際を、屋外では安全と思われる側(例えば歩道と車道の区別がない道路では自動車の通る側と反対の側)を歩かせる様にして下さい。
●階段の上り下りの時は、一度階段の前で立ち止まり、「上り」か「下り」かを告げ、見える方が常に一段先を歩きます。

街の中で道路に段差がある場合も同じです。方角や場所を教える時は、「左」「右」「前」「後」とか「何歩」・「何メートルの所」と正確に言って下さい。

「あっち」とか「こっち」では分かりません。
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※道路での誘導の際は段差や狭い道、電柱、頭や目の高さの所にある木の枝、足元の看板、工事中の場所の通過などには充分に気を付けながら常に二人の安全確保に努めましょう。
もし余裕があれば、周りの風景やすれ違う人の様子なども説明してあげれば良いでしょう。
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[食事の時]
●着席する前に、椅子とテーブルの位置を教えます。
椅子は肘掛か背もたれに手を誘導します。

テーブルは角を教えます。
●着席したら、メニューを読み上げます。

食事が運ばれてきたら、あらかじめ食べ物の種類や位置を教えてあげて下さい。

器などにそっと手を触れさせてあげると形や大きさなども分かります。

(器が熱くなっている場合もありますので注意を促して下さい)
その他に色(障がいの時期などによって差があるかも知れませんが、ほとんどの方が自分なりに認識されています)や模様など説明してあげるのも良いでしょう。
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※テーブルの上を時計の文字盤に置き換えて物の位置を説明する方法もあります。
この場合は見えない方の位置が6時になります。
●途中で席を離れる場合は、黙って行かないで「ちょっと席を外します」と言い、戻ったら又声を掛けて下さい。
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[盲導犬]
●盲導犬は目の不自由な方を安全に誘導する為に訓練された犬なので、ペットではありません。

可愛い犬を見るとつい触ってみたくなるものですが、決して食べ物を与えたり頭を撫でたり抱いたりしないで下さい。
盲導犬は目の不自由な方の指示を聞きながらそれを判断して行動します。

その為に気が散る事を嫌います。
●盲導犬を連れた目の不自由な方と一緒に歩く時は、犬側を歩かないで下さい。
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[点字ブロック・音の出る信号機]
●点字ブロックは道路上の黄色く塗られた突起のあるブロックで、目の不自由な方を足元や白杖で触った感覚によってある場所まで誘導したり、四つ角とか建物の入口などの位置を確認する事ができる役目をしています。
●点字ブロックのある歩道の上に自転車や物などを置くと、点字ブロックを頼りに歩いている目の不自由な方にとって大変危険です。絶対に置かない様にして下さい。
●音の出る信号機は目の不自由な方が青か赤かを確認する場合、音によって知る装置です。
街の交差点などで気を付けて聞いてみて下さい。
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[世話の焼き過ぎはかえって迷惑]
お手伝いをする時は、あまり細かい説明は不必要です。
目の見えない方でもできる事はたくさんあります。
世話の焼き過ぎはかえって目の不自由な方の心を傷つける事になりかねません。
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(その3へ続きます)

Kaijo1 Kaijo2

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