とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

隣の芝生、大山崎町

2012年03月12日 | とだ*やすこの議会報告
滋賀県嘉田知事が4月に女性や若者向けの「未来政治塾」を開講されます。政治や行政の未経験者が議員になって混乱は起きないか、という京都新聞の記者からの質問に、知事はこう答えておられます。「議員は行政に多様な思いを反映させることが大事で、生活者として玄人であれば政治は素人でいい。性別や年齢、職業などで多様な人材が必要だ。今は男性、自営業に偏っているが、女性や若者が参画することで政治、行政の質が上がる」。滋賀県外からも参加希望者があるようです。

議会改革の本丸は議員の資質向上と選挙です。地殻変動が滋賀県から起こるのかもしれません。女性議員が多い島本町ですが、だからといって、なにかいいことが「自動的に」起こるはずはなく、男女共同参画のスタートラインに立っているだけです。生活者としては玄人でも、その視点だけで議席を預かる怖さと向きあいながら、議会の本来の役割とはなにか、女性や若者、新人議員になにが求められているのかを考えてきました。足りない部分を補うための不器用な努力(議員研修やNPOセミナーに参加)を重ねています。

議員が変われば議会は変わり、議会が変われば島本町は必ずよくなります。そのプロセスを住民のみなさんに知っていただける、開かれた島本町議会をめざしたい。実は、今日、大山崎町の予算決算常任委員会を傍聴してきました。質疑内容と手法にレベルの高さを感じました。静粛な雰囲気です。予算決算常任委員会には、議長とを除く11人のうち10人の議員が所属しておられ(もうひとりは監査委員と思われます)、4日間にわたって「予算審議」が行われます。

島本町議会とは、まずここが違っています。総務文教委員会に所属するわたしは、正直、民生・消防・建設・水道に関しての知識や問題意識がいまだに充分ではありません。大山崎町のように予算決算委員会に、会派の構成人数に関係なくすべての議員が所属できることが、議員力の向上につながるのではないかと考えています。審議も深まります。また、大山崎町では、質疑時間に制限があって早口になったり、時間の都合で追及が中途半端になったりという雰囲気はなく、委員長の進行はいたって公平、公正、中立。島本町議会の課題が理解できました。

予算決算委員会については、人びとの新しい歩み、共産党会派、会派に所属しない議員の6人で島本町でも提案しましたが、合意にいたらず実現していません。もちろん、傍聴の本来の目的は、大山崎町長公約による「コミュニティバスの実証実験」(委託先は「京都大学低酸素都市圏政策ユニット」)や「旧庁舎の解体事業と用地売却」などの質疑。傍聴資料がなかったので具体的な数字の詳細はわかりかねましたが、質疑応答から論点が理解でき、勉強になりました。

昼休み時間には、久しぶりに大山崎町民である知人を訪ね、情報交換しました。人びとは、日々、府域を超えて暮らしていることを受け止めて基礎自治体の限られた財源を活用しないと、住民の利便性は向上しない。簡単ではないことはわかっていますが、考え続けることは決して無駄ではないと思います。


画像は、京都御所の近くの聖アグネス教会(2月18日)
雪の朝に撮影しました
今日の京都は雪が降ったそうで、春なのに寒い一日でした
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