民生消防委員会が終わりました。会派「人びとの新しい歩み」の平野かおる議員は、平成24年度一般会計当初予算に反対しました。主な理由は、保育所の待機児童、施設の老朽化などの問題が、現在示されている「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について」の基本計画では、解決できないというものです。また、保育所の給食食材の産地公表をしない、放射性物質の測定をしない町の姿勢に子どもたちの生命と健康を預かる者として疑義があると、平野議員は反対の討論で述べました。共産党の委員と平野議員が反対、賛成多数で予算は承認されました。
さて、大量の書類を抱えて山崎駅に向かっていたある日のこと。街角で大山崎町在住、島本町に事業所を持っておられると思われる方からお声をかけていただきました。「さまざまな自治体に書類を出すことがあるが、島本町の対応がもっとも迅速。民間出身の町長のもと島本町はよく頑張っておられると他市でも評判がよいですよ」・・・にわかには信じがたく「ホンマですか」と何度も聞き返し、念を押し、お礼を言うまでに時間がかかってしまいました。
いつも「町はなっとらん!」と指摘を受けることばかりなので、とても嬉しい。実をいうと、わたしも若手職員、若手管理職にはおおむねよい印象をもっています。業務処理能力、課題解決意識は、当然ながら議員の比ではありません。縦横斜めの視点に欠けると感じることは多々あるけれど、それを補うのが市民の目線や議員の役割だと考えています。特に議員は入手できる情報量が多く、時間を割いて取り組むことができるだけの報酬をいただいているのですから、ボヤボヤとはしていられません。
職員の態度や姿勢を批判し、いっそ合併した方がまし!との苦情をうけることが多々あります(ときどきわたしもそう思うことがある)。しかし、そんなとき、わたしはこう答えるようにしています。「10年待ってください。それから判断しても遅くはない。直接、みなさんにはわかりづらいかもしれませんが、素晴らしい職員が育っています。若手管理職が頑張っています」「みなさんで育ててください」「お気づきの点があれば教えてください」と。公務員バッシングで解決することはなにもありません。まずは、議会が住民から関心を寄せてもらえるよう、変わらなければならない。
理事者、執行部(町)の議案を否決したり修正したりすることがない、単なる「追認機関」に過ぎないと揶揄され、ならば「議員なんて、多くはいらんのちゃうか」ということになり、全国的に「議会改革」を進めようという機運が高まっています。「平成の大合併」「地方分権」などが改革の必要性の背景にあります。全国横並びの時代が終わり、議会の意思決定能力が自治体の明暗を決める時代が来ています。議員という仕事がほんとうにおもしろくなる、実務能力が試される、そんな時代が来ています。
議員を対象とする講座、研修、セミナーに参加すると、政務調査費を活用してとりあえず参加していると思われるような議員側(そうではない人も多い)と、講座提供側の危機感と熱意とのギャップを感じます。議会制民主主義の成熟をまたずに、定数削減、議員報酬削減などいって、議会の力を弱めてしまうのは、あまりにも、もったいないはなしです。政治的立ち位置からか、市民派議員は「反対ばっかりしている」と中傷されたりもしますが、「2元代表制のもとでは反対さえしない議員こそ問題である」と、社会がいよいよ変化してきたことは見逃せません。
3月では3つの常任委員会が開催されています。本会議と異なり、委員会には係長級の職員も含めて、至近距離に多くの職員が列をなして並びます。当然、はじめは非常に緊張しました。特に当初予算を審議する3月の議会は、目を通すべき資料の数、用意する質疑や討論のボリュームが多く、過去2年は、なにがなんだかわからない状況で(稽古もしていない、台本もない状態で舞台に立つ感じ)、2月頃から目じりの周辺がピクピク、つまりチック症状が起こっていました。3年目の今年はそういったストレスがなく、それがかえって不安でもありました。市民感覚を失っていないか、常に、自問自答する必要があります。
なんとか初心を忘れないでいられたのは、はじめて委員会に登場した若手職員の存在。フレッシュで好感がもてたからです。今回わたしは、後列にズラリと並ぶ若手職員(係長級)の様子に目を向けるだけの余裕があり、自分と直接関係のない質疑にもしっかり耳を傾けているかどうかが、不思議なほどにわかりました。同時に、怖いな、と思いました。職員側からは、議員の姿勢が手に取るようにみえているということです。市民派と呼ばれる議員は、党利党略や支持母体、支持者の意向に左右されることなく、町の将来を自らの意志で考え抜く力が求められます。わたしは、それでこそ、この仕事はやりがいがあると思います。頑張ります。
画像は、サントリー山崎蒸留所に続く西谷踏切
距離が長く、起伏もはげしく、西国街道との接続地点で車の渋滞がおこります
歩行者にはたいへん危険な踏切です
6日午後7時過ぎ、大山崎町の宝寺踏切で死亡事故が発生しています
JR山崎駅の山側に出口を設けることで、間接的にふたつの踏切の危険度を
緩和することができると、わたしは考えています
大山崎町、島本町、両町民の利便性、安全性向上のため
全国からの観光客への「おもてなし」のため、必ず実現しなければならない
JRなど関係機関との協議などは、大山崎町、島本町の双方で協力して行うよう
大山崎町の問題と傍観しないよう、戸田は提言しています
さて、大量の書類を抱えて山崎駅に向かっていたある日のこと。街角で大山崎町在住、島本町に事業所を持っておられると思われる方からお声をかけていただきました。「さまざまな自治体に書類を出すことがあるが、島本町の対応がもっとも迅速。民間出身の町長のもと島本町はよく頑張っておられると他市でも評判がよいですよ」・・・にわかには信じがたく「ホンマですか」と何度も聞き返し、念を押し、お礼を言うまでに時間がかかってしまいました。
いつも「町はなっとらん!」と指摘を受けることばかりなので、とても嬉しい。実をいうと、わたしも若手職員、若手管理職にはおおむねよい印象をもっています。業務処理能力、課題解決意識は、当然ながら議員の比ではありません。縦横斜めの視点に欠けると感じることは多々あるけれど、それを補うのが市民の目線や議員の役割だと考えています。特に議員は入手できる情報量が多く、時間を割いて取り組むことができるだけの報酬をいただいているのですから、ボヤボヤとはしていられません。
職員の態度や姿勢を批判し、いっそ合併した方がまし!との苦情をうけることが多々あります(ときどきわたしもそう思うことがある)。しかし、そんなとき、わたしはこう答えるようにしています。「10年待ってください。それから判断しても遅くはない。直接、みなさんにはわかりづらいかもしれませんが、素晴らしい職員が育っています。若手管理職が頑張っています」「みなさんで育ててください」「お気づきの点があれば教えてください」と。公務員バッシングで解決することはなにもありません。まずは、議会が住民から関心を寄せてもらえるよう、変わらなければならない。
理事者、執行部(町)の議案を否決したり修正したりすることがない、単なる「追認機関」に過ぎないと揶揄され、ならば「議員なんて、多くはいらんのちゃうか」ということになり、全国的に「議会改革」を進めようという機運が高まっています。「平成の大合併」「地方分権」などが改革の必要性の背景にあります。全国横並びの時代が終わり、議会の意思決定能力が自治体の明暗を決める時代が来ています。議員という仕事がほんとうにおもしろくなる、実務能力が試される、そんな時代が来ています。
議員を対象とする講座、研修、セミナーに参加すると、政務調査費を活用してとりあえず参加していると思われるような議員側(そうではない人も多い)と、講座提供側の危機感と熱意とのギャップを感じます。議会制民主主義の成熟をまたずに、定数削減、議員報酬削減などいって、議会の力を弱めてしまうのは、あまりにも、もったいないはなしです。政治的立ち位置からか、市民派議員は「反対ばっかりしている」と中傷されたりもしますが、「2元代表制のもとでは反対さえしない議員こそ問題である」と、社会がいよいよ変化してきたことは見逃せません。
3月では3つの常任委員会が開催されています。本会議と異なり、委員会には係長級の職員も含めて、至近距離に多くの職員が列をなして並びます。当然、はじめは非常に緊張しました。特に当初予算を審議する3月の議会は、目を通すべき資料の数、用意する質疑や討論のボリュームが多く、過去2年は、なにがなんだかわからない状況で(稽古もしていない、台本もない状態で舞台に立つ感じ)、2月頃から目じりの周辺がピクピク、つまりチック症状が起こっていました。3年目の今年はそういったストレスがなく、それがかえって不安でもありました。市民感覚を失っていないか、常に、自問自答する必要があります。
なんとか初心を忘れないでいられたのは、はじめて委員会に登場した若手職員の存在。フレッシュで好感がもてたからです。今回わたしは、後列にズラリと並ぶ若手職員(係長級)の様子に目を向けるだけの余裕があり、自分と直接関係のない質疑にもしっかり耳を傾けているかどうかが、不思議なほどにわかりました。同時に、怖いな、と思いました。職員側からは、議員の姿勢が手に取るようにみえているということです。市民派と呼ばれる議員は、党利党略や支持母体、支持者の意向に左右されることなく、町の将来を自らの意志で考え抜く力が求められます。わたしは、それでこそ、この仕事はやりがいがあると思います。頑張ります。
画像は、サントリー山崎蒸留所に続く西谷踏切
距離が長く、起伏もはげしく、西国街道との接続地点で車の渋滞がおこります
歩行者にはたいへん危険な踏切です
6日午後7時過ぎ、大山崎町の宝寺踏切で死亡事故が発生しています
JR山崎駅の山側に出口を設けることで、間接的にふたつの踏切の危険度を
緩和することができると、わたしは考えています
大山崎町、島本町、両町民の利便性、安全性向上のため
全国からの観光客への「おもてなし」のため、必ず実現しなければならない
JRなど関係機関との協議などは、大山崎町、島本町の双方で協力して行うよう
大山崎町の問題と傍観しないよう、戸田は提言しています